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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
新しいメンバーが入社すると、教育担当者が日常使う歯磨き粉やデンタルリンス、歯ブラシについて勉強会を開きます。
ここで、新人のスタッフはプロの歯磨き方法や、歯ブラシについて学びます。
その中でも「えー!知らなかった!」という声が上がりやすいのが、歯ブラシの交換時期です。
みなさん、歯ブラシっていつ交換して買い替えますか?
まめに交換している方でだいたい1ヶ月に一回という答えが返ってきます。
歯のことを専門的に学んできた新人スタッフでもだいたい1ヶ月に一本と答えが返ってきます。
最長になると半年、一年なんていう方もいます(><)
しかしながら、実は歯ブラシの交換時期は人それぞれですが、1ヶ月に1回はスパンとしてはちょっと難有というところです。(笑)
なぜなら、歯ブラシは、新品の状態で毛が開いていなければ、汚れ落とし度100%なのですが、毛が少し開いた状態だと約80%しか汚れが落とせなくなり、さらに開いた状態になると汚れ落とし度は約60%にまで落ち込むと研究結果が出ているからです。
実際に新しい歯ブラシにすると
「毛先が歯間によくフイットするな。」とか、
「汚れ落ちが良くなったな」とかと感じるはずです。
つまり、新品で使い始めた歯ブラシも、一般的になんとなく1ヶ月後と思われている交換時期には、ほとんど汚れが落とせなくなっていて、すでに役目を果たしてしまっていることになります。
では、そういうことを学んだ歯科医療スタッフの皆さんはどうなの?と思われるかもしれせん。
私の場合は、歯ブラシを「グー」で握ってどうしても力も圧もかけてしまう磨き方なので、1週間で1本交換しています。(笑)
本来、歯ブラシは親指と人差し指で軽く抑える程度に持ち、歯のエナメル質を傷つけないように優しく撫でるようにブラッシングをすることを理想としています。
私のようにせっかちでゴシゴシ力を加えてこれでもか!とエナメル質や歯茎を傷つけてしまうしてしまうタイプにはなかなか難易度が高い歯磨き方法です。
理想的な磨き方は優しく表面の汚れを落とすことです。
優しく歯を磨いても汚れはきちんと落とせますし、歯の表面のエナメル質を傷つけることがないので歯の健康を守ることもできます。
私のように力任せに歯磨きをするタイプは、歯ブラシは柔らかいものを使用し、広がりが見えそうな短期間で歯ブラシを買い替えてくださいね。広がったら即交換!です。
私は、優しく磨けるから大丈夫!というあなたも、歯ブラシが少し広がったら交換のサインです。2週間を目安に交換していただけると理想的な歯ブラシを維持して歯を守ることができます。
歯ブラシ交換には早すぎるかな?が交換時期です。
自分の歯を守りたい方はぜひお試しくださいね。