青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

矯正治療のご相談を受ける際に、マウスピース矯正を選択される患者さんのほとんどが

ワイヤー矯正みたいに見た目が大きく変わることがないからという理由でマウスピース矯正を選択されたとおっしゃいます。

矯正治療期間は個人差はあるものの成人矯正なら最短でも1年半、長ければ３年ほどになります。

矯正期間の口元に光る銀色の線や突起物があるのが耐えられないというお気持ちよーく分かります。

歯列矯正には方法が沢山あります。大きく分けると

①マウスピース　②ワイヤー　③舌側　④セラミック　⑤インプラント

成人矯正で骨格から変えたい場合には美容外科クリニックのオペが必要になります。

小児矯正は成人矯正とは考え方が異なりますので別の機会にお話ししたいと思います。

②はみなさん歯列矯正をやりたいと思ったら一般的に浮かぶ歯列矯正方法だと思います

③の舌側矯正ははの裏側にワイヤーをつけて矯正する方法です。

舌側矯正は、歯の裏側に矯正装置を貼り付けるので矯正装置が目立たないという点ではマウスピース矯正同様の人気の治療方法です。

ただ、舌側矯正を行なっている歯科医院がごくごく少数に限られていることもあり、数年間歯科医院に通うことも考慮するとなかなか選択氏として確率が低いと言えます。

舌側矯正ははの裏側にボタンをつけたりワイヤーを通したりするのに高度な技術が必要なのと矯正の設計が難しいのでさまざまな面において時間がかかることから料金も高額になっています。

片や、マウスピース矯正は矯正治療期間中もほとんど気づかれないため矯正治療を選ぶ時に候補として最有力候補になること間違いなしの矯正治療方法です、

ただし、ワイヤー矯正はつけ外しをドクター主導で治療期間を過ごしていきますが、マウスピース矯正は目立たなくてワイヤー矯正のような痛みはほとんどありません。ですが患者さん自身の都合でつけたり外したりができるのでドクターが矯正期間の計算や治療期間を計算して設計しますが、患者さん自身が装着時間をきちんと守って装着してくれなければ治療期間が伸び、治療計画を立て直したりしなくてはならないことがデメリットとしてあります。

マウスピース矯正にはさまざまなメーカーのマウスピース矯正装置があります。

当院で取り扱っている「インビザライン」は世界シェアナンバーワン。世界中の人が安心だと認めているという点で安心で安全なマウスピース矯正といえます。

最近は中国製のマウスピースでインビザラインと同じ仕組みでマウスピース型矯正装置を作ってくれるメーカーが出てきました。

お得なら多くの患者さんに喜んでいただけるとも思ったのですが。。。

お得なのは喜ばしい。ビジュアルを気にして矯正装置はマウスピースがいいと思う多くの患者さんにマウスピース矯正の治療を受けていただきたい。

でも患者さんのお口の中に入る製品です。

では、マウスピースの素材でもあるプラスチックの成分は？

患者さんのお口に入れて本当に大丈夫かな？

さまざまな観点から、しっかりしたエビデンスの他に、多くの先生方がインビさも安心だけどこっちも安心な製品だよ！とおっしゃるまで、不安が払拭できるまで当院ではいくら患者さんにとって金額的にお得であっても安心と分からない限りは取り扱いは控えたいな。。。と思っております。