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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
歯を失ってしまい治療方法に悩む患者さんが沢山います。
私は、歯科医療従事者なので、自分自身も家族も友人に相談されても歯を失った場合の選択肢は「インプラント一択」です。
先日も70代の両親がそれぞれインプラント埋込みを行なっています。もちろん80代の義母もインプラントを選択しました。
では何故、歯科医療従事者である私が歯を失ったら治療方法は様々あれど「インプラント一択」と言い切るか?
それは、失った歯だけをインプラントによってリスクなく補うことが叶うからです。
友人にそんな話をしても、「えー!高いじゃん」、「手術でしょ?怖い」だいたいそんな反応です。
それでも、本音で話し合える同士、色々インプラントの良さを、コストパフォーマンスの良さを話すと最終的には「インプラント一択」になります笑
では、どんな話をするか?
この3点が重要です。
では、まず最初に
歯を失うと、まず患者さんが気にするのは
「前歯」の場合
見た目。歯が欠けている状態は見窄らしい。。。ということで治療を急ぐことになります。
「奥歯」の場合
噛み辛さは感じるけど奥歯は大きく口を開けなければ人には見られないし、とりあえずそのままでもいいかな、なんならそのまんま歯がなくてもいいやって想う方が多いのが現実です。
「前歯」確かに見た目は大事なので、早く!早く!先生一時の猶予もない!!!っとおっしゃるのですが、一旦は仮歯を用意いたしますのでまずは落ち着きましょう笑
「奥歯」なくてもいいなんて「甘―――――――――い!」です。奥歯がないとぐっと食いしばることができません。本領発揮ができなくなります。また、上下どちらかの歯がないと歯茎の状態が悪化しますので噛み合わせが悪くなります。噛み合わせが悪くなるとお身体の歪みによる肩こり、腰痛、片頭痛の原因になります。本来お身体に必要なものが揃わないことは何かしらのお身体の不具合につながるので元あったものが無いという状況は全くお勧めできないというのが、医療人の見解です。
そのため、歯を失った場合の治療方法は、
(保険適用・自由診療)
②一本の歯を失った時の最初の治療方法の選択の重要性
まずは、利点と欠点について。
「Aのブリッジ」(保険診療)を選択した場合ですが、健康な両隣の歯を細―く削って治療するため健康な歯を2本弱い歯にしてしまうというハイリスクな治療方法といえます。ハイリスクという理由は、健康な歯をわざわざ削って弱らせることで、今1本の歯を失ったばかりだというのに、数年後にさらに2本の歯を失うリスクを高めるためです。そのため、1本の歯を失ったことで、近い将来さらに2本の歯を失うことになり、合計3本の歯を失うことになります。3本の歯を失うということは順番に1本、いや、ないしは3本と一気に葉を失う階段を登っていくことになります。つまりは健康なお食事?いえいえ普段の当たり前の食事が叶わなくなっていくということに繋がりお勧めできません。
次は、「Bの入れ歯、部分入れ歯を選択した場合。これには保険診療と自由診療の選択肢があります。保険診療の場合、保険診療を決して否定しているわけではありません。ですが、多くの患者さんが治療を開始すると口々に仰るのは「慣れるまでにとても時間がかかる」、「辛い」、「痛い」という声です。また敗者の立場からの懸念は固いプラスチック製の入れ歯・部分入れ歯を使い続けると歯茎の骨が痩せてしまうため、入れ歯を作り替えていくことが果たして何回までできるのか?作り替えていって最終的には歯茎が痩せ過ぎてしまい、治療方法の選択肢が無いという状況に陥ってしまうという不安も残す治療方法になっています。
保険診療は他国にはない日本のとてもいい医療システムです。ですが万能ではありません。材料や機材使えるものが歯科だけでも毎年いわゆる昔の電話帳と同じくらいの冊子にまとめられているくらい細かく、細かく決められています。
そのため、各医院の先生方がこの材料を使って治療したいな、この材料なら患者さんの負担を軽減できるなと沢山勉強をして知っていたとして、患者さんい保険診療以外の選択をしていただく場合は保険診療のルールから逸脱することになってしまい自由診療という選択をしていただくことになってしまうのです。
したがって入れ歯、いわゆる技工物を作る材料から使う機材が細かく決められているせいで対応方法も保険診療という国ルールに則ったことしかできないのが多くの歯医者さん悩みです。
では自由診療の入れ歯、部分入れ歯にはどんな選択肢があるか?入れ歯というと患者さん方は銀色の金具があって歯にかけて使うといういわゆるテレビC Mイメージをお持ちでしょう。
自由診療の入れ歯は、金具がないものが選択でき、素材も歯茎に配慮した柔らかいものが選べます。そのため、歯茎がプラスチックが当たることで痩せてしまうリスクも軽減できますし、見た目もほとんどわからないという点が患者さんにとって、とても使いやすくおすすめの治療の一つと言えます。
さて、本題の「インプラント」です。これは、自由診療になります。自由診療なので上記でお話しした通り、それぞれの歯科医院の先生方が自分自身で選択をしたものを選択したものを患者さんへ提供する技術です。実は学校で「インプラント」の存在は教えてくれますが、治療方法は教えてくれません。そのため、自分の時間とお金を使って学んだ治療であり、材料も何百種類とある製品の中から自らが研究して選ぶものになっています。その責任を背負った治療方法が自由診療であり、「インプラント」でもあります。
インプラントの良さは、ブリッジのように健康な歯を削る必要はありませんし、入れ歯や部分入れ歯のように健康な歯に大きな負担をかけることがなく、失った歯の部分のみを補う治療方法です。
治療方法は、失った部分にチタンを埋め込み、上に白い歯を被せるというものです。至ってシンプルな治療です。
よく歯医者さんのホームページやインスタグラムに手術技を着てインプラントオペといった画像があがっているため患者さんが身構えてしまう原因となっていますが、当院では抜歯と同様日常的に行われる治療方法です。
院長がインプラントを始めたのはインプラントが大学病院でしかできなかった昔々です。小さなお子さんが成人して、結婚するくらいの年月が過ぎてしまいました。
勤務医の時代も、開業してからもトラブルになるような症例は一度もありません。
よくニュースになるようなインプラントにおけるトラブルは、機械に頼り過ぎた経験が少ない医院で行ったインプラントです。
インプラントチタンを埋め込んで歯の根っこを作り、白い歯の被せ物を作って仕上げとなります。
インプラントの成功はチタンの埋め込みの角度や深さの判断が大きいです。当院の院長は骨と神経の状態からどこまで埋め込むかを機械だけに頼ることなく自らの技術として習得し学んできました。機械の情報に頼らない歯科治療における治療の経験は他院さんに負けないよう研鑽してきたと自信をもって言えます。
患者さんに不要な緊張感を与えないためという理由で不要なパフォーマンスはいらないとの考えから、あえて手術着を着てインプラントの治療を行っていません。笑
上記で長々と説明してきましたが、治療方法「A:ブリッジ」と「B:入れ歯・部分入れ歯」は健康な歯に負担がかかるため、1本の歯を守るためにリスクが伴い、数年後にまた治療費がかかりやがては多くの歯を失っていくという負のリスクが伴います。
つまり、「今」は保険の診療の選択が安いかもしれませんが、「長い目」で見たら自由診療がお得という結果を沢山見てきました。
つまり、「C:インプラント」を選択すると、歯を失った時に一旦、「自由診療=高い治療」と思われる治療の選択がリスクに感じられるかもしれませんが、最初の選択が異なったがゆえに、ご自身の長い人生において歯医者に寛解の状態でこれ以上歯を失わないために定期的に定期検診だけで通い続けていくのか?どんどん治療を重ね、毎週のように歯医者に通い続けていき、さまざまな不具合と戦い、お金を支払い続け治療費が嵩み、あれインプラントの方がお得で都合が良かったとなりえません。
これから何もかもが値上がり、保険診療の割合だって3割がいつまで保ってもらえるのか?不安しかない時代。健康だけが力になる。今の当たり前にお煎餅を食べたり、漬物を摘んだりという食生活が保てない生活をお望みではないでしょうか?
長々と書き連ねましたが、沢山の患者さんと歩んできた結果、歯を失うことがあったのなら、インプラントがコストパフォーマンスが良すぎるという結果が出たので、私の大事な人たちには、歯を失ったら自由な食事の幸せ感を知っているため「インプラント一択」なのです。