インプラント治療
MIDORI DENTAL CLINIC
歯を失ってしまったら ~インプラント~
インプラントとは?
歯を虫歯や歯周病の進行、打撲などの外傷のほか、先天的な原因などにより歯を失った場合に、インプラントと呼ばれるチタン製の歯根に人工の歯を埋め込み、歯が抜け落ちたところの歯槽骨を埋める治療法です。
インプラント治療は、失った歯が一本でも複数の場合でも有効です。
インプラント治療は「噛む」・「違和感の少なさ」という観点からすると、もっとも優れた治療と言えると思います。
インプラントの4つのメリット
インプラントの素材であるチタンは顎の骨と強く結合する性質があり、しっかりと固定することができ、治療後の違和感もないため、天然の歯と変わらないかみ合わせを実現できます。
インプラントの上部に被せる人工の歯は主にセラミックが用いられ、見た目が自然なので、自然な仕上がりで周囲にインプラントだと気づかれることはありません。
インプラントは顎の骨に直接固定するので、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要がありません。また、部分入れ歯やブリッジのように周囲の歯を支えにすることもありませんので、健康な歯に負担を掛け健康な歯の寿命を縮める恐れがない安心な治療です。
入れ歯やブリッジでは噛む力が顎の骨にしっかり伝わらないため、徐々に顎の骨が吸収され薄くなってしまいます。それによって噛む力が衰え、顔貌が変わって老けた印象を与えます。
インプラントの場合は噛む刺激が顎の骨にしっかりと伝わるので入れ歯やブリッジのように骨が吸収されることはありません。
インプラントのデメリット
治療費が自由診療のため、保険診療のように自己負担が3割ではなく、10割となるため安価ではない。
入れ歯やブリッジと違って、外科的処置のためインプラント埋入処置にはさほど時間がかからないが、顎の骨がしっかりと結合するまで経過観察の期間を含めるため治療期間が長くなります。
インプラント治療の注意点
外科治療であるインプラント治療は、全身の健康状態が良好でなければ治療を受けることができません。また、治療は長期間で行うため、保険適用外の治療となります。
治療の条件は、まず施術の前に口腔内環境を整え、問題なくインプラント手術を行えること。また、喫煙されている方は歯周組織の安定のため禁煙することが条件となります。
また、骨がしっかりとインプラントを治療予定の場所にあることを前提とするため術前の状態をしっかりとCT検査などで確認する必要があります。インプラントは骨が足りないと埋め込むことができないためです。骨が足りない場合は、GBRと言われる増骨手術などを受けなければいけません。
治療後、定期的なメンテナンスを受けていないことや毎日のケアが不十分であると、インプラント周囲炎になる恐れがあります。歯科医院で適切な処置を受けなければ、インプラント周囲炎は自然に治ることはありません。炎症が進行している場合は、インプラントが突然抜け落ちてしまうことやインプラントを摘出する必要があります。
これらのような問題がインプラント治療によって起きないよう、正確な診断と定期的なメンテナンスは必須条件です。