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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
先日中学生の患者さんから、お友達に親知らずが生えていないことを話したら、
「まだ生えてないの?笑」と馬鹿にされたとのご相談を受けましたのでご説明いたします。
中学生の時期に親知らずが生えてこないことは「普通」です。
親知らずは生える時期が概ね10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
永久歯が生え揃うのは15歳前後。
早い方だと15歳前後に親知らずが生えてくることもありますが、歯茎から親知らずの歯が見えるのは18歳以降が一般的です。
歯科では16歳から抜歯可能な歯となっておりますので、16歳から17歳頃に歯茎に違和感を覚えて不調を訴えてくる方もいます。
「先天性欠如歯(せんてんせいけつじょし)」と言って生まれつき歯が足りないこと、歯科用語で「先天性欠如歯=先欠(せんけつ)』があるので、歯の生える時期や歯が生えてくるこないには個人差があるものです。
親知らずも同様で、生えてくる人と生えてこない人がいます。
生えてこない人も歯茎の中に埋まっている場合とそもそもない方とに分かれます。
前述通り、親がお口の中を観察することが少なくなる年齢で親知らずが生えてくること、1番奥の歯のさらに奥から生えるため、自分でも生えてくることに気付かないこともしばしばあるので、むし歯や歯周病などのお口のトラブルの原因となることもあるので注意が必要な歯です。
また、親知らずが生えるスペースが不足していると、顎の骨に埋まったままだったり、斜めに生えてきたり、途中までしか生えなかったりするのです。
このような親知らずの場合、さまざまなお口のトラブルを引き起こす可能性がありますので歯科で検診を受けてトラブルを回避することをお勧めしています
親知らずが生える前兆
・奥歯がむずがゆい
・奥の歯茎に違和感がある
・歯ぐきに圧迫感がある
・歯ぐきの中から押されるような痛みがある
・7番目の後ろの歯ぐきが膨らんできた
・歯ぐきからうっすら白いかたまりが見える
・1番奥の歯ぐきに食べものが当たると痛い
・1番奥の歯ぐきに歯ブラシが当たると痛い
このような症状があれば、親知らずが生えてくる可能性があります。
親知らずが生え始めると、歯ぐきに違和感を感じる方もいれば、何も症状がない方もいらっしゃいます。
歯ぐきから親知らずの頭がでて、はじめて違和感を感じる場合もあります。
15歳前後というと受験やら何やらイベントの多い年代です。
大事なイベントが歯の痛みや違和感で辛い思い出にならないよう少しでも奥歯の辺りが気になる方は、早め、早めにご相談ください。