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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
ご来院患者さんからのご相談です。
20代女性。
前歯がビーバーみたいな状態にあり、ご本人は前歯以外の歯並びがいいと感じていらっしゃいます。
そのため、気になる上の前歯だけをさっと削って、セラミックで被せ物をし綺麗な歯並びに見せられるのではないか?
セラミックの被せ物による治療と、矯正治療を考えた方がいいのか?というお悩みにてご来院されました。
同様のご相談は沢山いただきます。
患者さんから見ると、前に出ている歯だけを削って治せるのではないか?と思い違いをしがちですが、このいわゆる「出っ歯」は「上顎前突」と言い、歯並びや噛み合わせの問題で上の前歯や上顎全体が前方に突出している状態を指します。
専門的には「上顎前方位」や「クラスⅡ不正咬合」ともいい不正咬合の病名がついた歯並びの病気です。
あれ?ということは、セラミック矯正はできないの?と思う患者さんも多くいらっしゃることでしょう。
患者さんの症状にもよりますが、今回の患者さん場合は前歯が突出している向きが唇を閉じるのが難しいほど前に出ております。
歯が前に出ているということは、上記のように骨も斜めに生えていますので見えている歯を削って被せなおすセラミック矯正をするのにも患者さんが気になっている歯だけを削って治療にあたっても結局壊れやすい、患者さんにとって歯になってしまいます。
根本的なお悩みを解決するためには、矯正治療が最良です。
歯の出っ張りが少なくセラミック矯正で治療したとしても、健康な歯を削って歯を矯正的に引っ込ませます。
セラミックの治療はとても良い治療です。私自身も使っています。正あくまで人工的な歯になりますので、メンテナンスと、経年劣化や使い方次第で再治療が必要な場面が出てきます。
当院では矯正無料相談を行っております。
ご自身の歯の状況を知り、リスクについて熟慮いただきまして歯列矯正がいいのか?セラミック矯正がいいのか?ご検討いただけましたら幸いです。