歯周病治療
MIDORI DENTAL CLINIC
また、日本人が歯を失う原因第1位も歯周病です。
歯周病は、心臓血管疾患、糖尿病、低体重児出産を引き起こす怖い病気です。
唾液に含まれる細菌が誤って気管支や肺に入ると気管支炎や誤嚥性肺炎の原因となり最悪の場合、死に至ります。
日本人の多くは歳をとると歯を失います。これはなぜでしょうか?
歯周病は別名サイレントキラーと呼ばれ、初期の頃には自覚症状がなく軽度の歯周病は見落とされがちになり放置されてしまう。
自覚症状がないので発見が遅くなり、治療が後手にまわってしまうということが原因です。
末期になるまで自覚症状がほとんどないので重症化して骨が溶け出してしまってからの発見の場合抜歯が避けられません。
歯周病を予防するには定期検診が重要です。
お口の中に症状がないのに歯科医院に通うのは億劫雨かもしれませんが、“予防医学”の観点からも、医療費の節約のためにも何もないうちに歯科医院に通うことで病気の発見をすることが叶い、大きな治療を防ぐことができるので、医療費の節約にもなります。
歯周病は重症化すると脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、動脈硬化、糖尿病、低体重児出産、早産という病気を引き起こす厄介な病気ですが、予防対策として日頃の年に3〜4回の定期検診を受けることで歯周病の発症を防ぐことが可能で、つまりは全身疾患の予防に繋がります。
「生涯医療費」は一生にかかる医療費を約2,700万円と試算されています。
70歳以降では51%にあたる1,377万円がかかると言われています。
仮に自己負担を最大3割と単純計算すれば 70歳以降の自己負担は413万円高額医療費制度の対象となればさらに負担は下がります。
ですが、増税、物価高の現在いつまで保険診療の自己負担率が3割であるかも分かりません。
「備えあれば憂いなし」
若いうちから歯周病の予防に取り組むことで年齢を重ねた時にかかる医療費負担を減らすことがご自身の健康を守ることに繋がります。
当院では歯周病に対してより積極的に予防策を講じ、歯周病菌を退治し、コントロールして健康を維持するという積極的な治療方法をご提案しております。それが「トータルヘルスプログラム」です。
トータルヘルスプログラムは約一年半の教育機関を修了し認定を受けた者だけが提供できる技術です。
患者さんご自身にも積極的にトータルヘルスプログラムを活用し、最大限の効果を得ていただけたらと存じます。
インビザライン マウスピース型矯正を受ける患者さまやインプラント治療を受けたいとご来院の患者さまの中には歯周病にかかっている患者さまがいらっしゃいます。
インビザラインは歯を動かしていくためのマウスピースを22時間装着していきます。
そのため矯正機関中の唾液のコントロールが虫歯や歯周病の予防に必須となります。
インプラント治療は歯茎の骨の部分ににチタンを埋め込み、その上に被せ物の歯を作る治療で、骨の健康がとても重要です。
手術中も歯周病菌が傷口から入り込むと大きく腫れることがあります。そのため歯周病の治療はインビザライン、インプラントの治療の前に歯茎の炎症を抑えるためにも必須なのです。
歯周病は歯を失うだけでなく全身の病に直結する病です。お口が臭う、歯茎から出血がみられる頃は重症化されている状態です。
ご自宅でできる歯周病のチェックを確認していただき、歯科医院の受診をお勧めいたします。
歯周病チェック
チェック項目が多ければ多いほど歯周病は重度さが増していきます。
まずはチェックをして、自覚症状がないうちに検診を受けましょう。
- 朝起きた時にお口の中がネバネバする
- 歯磨きの時に出血する
- 口臭がする
- 口臭を指摘されたことがある
- 硬いものが噛みにくい
- 歯茎が腫れることがある
- 歯茎が下がって、歯が伸びたように見える
- 歯がグラグラする
- 水や甘いものを口に入れるとしみる
- 歯茎を押すと出血したり、膿が出る
- 歯茎の色が赤い
- 歯茎の色が赤黒い
- 疲れている時に歯茎が腫れやすい
- 歯が動揺する
- 歯と歯の間に食べ物が挟まる
- 上の前歯が出てきた
いかがでしょうか?
チェック項目に当てはまらなくても、6ヶ月以上歯科医院にかかっていない場合は一度受診して、ご自身の唾液の菌質のチェッをご自身の安全のためにお勧めいたします。
歯周病の進行
・ピンクで引き締まった歯肉
・歯間に歯肉が入り込む弾力がある
・歯や歯間に歯垢・歯石がついていない
・歯や歯間に歯垢・歯石がつく
・歯肉が炎症をおこして赤く腫れる
・ブラッシングで出血する
・歯肉がさらに腫れ赤紫になる
・歯肉が下がり歯が長く見える
・歯周ポケットが深くなり歯槽骨が溶けはじめる
・ブラッシングで出血や膿が出る
歯茎はピンク色で引き締まっています。歯周溝(歯周ポケット)は1〜2mm程度です。
歯垢(プラーク)が溜まり、歯茎に赤み・腫れなどの炎症が起こります。歯周溝が徐々に広がってきます。
歯石を放置すると、歯石となります。歯茎の炎症が拡大し、歯磨きで出血することもあります。
歯を支える歯槽骨が溶け始めます。歯茎の炎症はさらに悪化し、膿が溜まり、口臭もきつくなります。
歯肉溝は6mm以上になります。歯槽骨は半分以上溶け出し、支えを失って、歯がぐらぐらするようになります。
歯周病の原因
歯の表面には、絶えず細菌性の膜が形成されます。その膜をプラーク(歯垢)と呼びます。 プラークは、成分の多くは細菌で構成されており、歯周病の原因となります。
歯の表面にできるプラーク(歯垢)からの毒素が歯茎へとしみ込んでいきます。
歯の磨き残し等で歯茎のまわりの大量に残ったプラークが、こうして炎症を引き起こすのです。
本来、プラークは歯と同じ色をしているため見つけることが困難です。
ネバネバしていますが、軟らかいため歯磨きでも取り除くことができます。プラークを放っておくと、石灰化して硬くなることで、歯石へと変化します。
プラークは歯石に付きやすく、ざらざらした歯石の上に急速に新しく軟らかいプラークが形成されます。これが炎症を引き起こして進行していきます。
歯周病が妊婦さんに与える影響
歯周病に罹っていると歯周病菌が歯茎の血管から体内に回り、それが早産や低体重児出産リスクを高めてしまうと言われ妊婦さんに良くない影響を与えることがわかっています。
また、妊婦さんに関わらず、歯周病菌が体内を巡ると動脈硬化を引き起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中、さらには糖尿病にも悪影響が出ると指摘されています。
お口の中の環境だけでなく全身に影響がありますので、歯周病は妊婦さんご本人だけではなくパートナーさらには同居のご家族全員で徹底的に予防しましょう。
歯周病と糖尿病の悪い関係
歯周病と糖尿病は互いの足を引っ張り合う「悪い関係」になっています。
歯周病があると糖尿病は悪化しやすく、糖尿病があると歯周病も悪化しやすくなります。
逆に歯周病の症状が改善すると、糖尿病も改善する可能性が高まります。よって、歯周病と糖尿病の両方を患っている方は積極的に歯周病治療をお受けください。
そして歯周病菌をコントロールすることで快適に食事をして健康長寿を目指していただけたら幸いです。
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