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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
保険で白い歯にできるようになった!とニュースが流れていました。
これまで、歯を削ったりすると詰め物に銀歯が使われてきました。
海外では、身体への及ぼす悪影との点から「銀歯」が使われることが少なかったので、歯医者さんからすると地金の超高騰で保険診療で賄うことに限界を感じた国がやっと銀歯離れを認めたんだな、これでやっと金属アレルギーをお持ちの患者さんにも有効なので患者さんにも喜んでもらえるなという感じです。(笑)
患者さんご自身も審美性を考えれば白い歯で揃えたいと思いませんか?
第一印象でお口元の印象はとても重要です。
特に最近はコロナ禍でマスクをつけている時と、マスクを外した時の違いが大きいくびっくりすることって経験をお持ちの方が大勢いるので口元の見え方、歯並び、白い歯に関心が高まっているように感じています。
保険診療では様々な条件が課せられています。
もちろん丈夫で見た目もよく、自分自身の歯と変わりなく使える「セラミックの歯」、
さらに強度が高い「ジルコニアの歯」などは、保険診療では選択できません。
保険で選択できる白い歯は、「プラスチック」です。
プラスチックのため、セラミックのような強度はありません。そのため噛み合わせの力が強い方は繰り返し壊れやすいことが多くあります。
また、銀歯と違って地金の強度は持ち合わせていませんので、噛み合わせが強い、歯並びが整っていないことなどで壊れることを繰り返してしまう場合はセラミックやジルコニアなど強度があるものへ変更しないといけないという欠点も持ち合わせています。
繰り返しになりますが歯並びが整っていなかったり、噛み合わせの力が強かったり、歯ぎしりをする方だと特に劣化が早くなります。
そして細かい条件になりますが、誰でも保険の白い歯を選択できるわけではありません。
奥歯までしっかり歯が生えそろっていることや、噛み合わせに過度な力がかからないことなどの条件が細かく決められています。
そのため、歯を多く失っている患者さんにはご利用いただけないことや、噛み合わせのトラブルを抱えている患者さんにはお勧めできないのが難点です。
保険適用にも様々な条件がついています。
本に例えるなら、電話帳の分厚いやつほどの条件があります。
ご自身のお口に問題がないという状況のうちに定期検診を受け、保険の好条件が利用できるようお口元の健康を守っていきましょう。