青森市緑にある歯科医院 [ミドリデンタルクリニック]

〒030-0845青森県青森市緑2-13-14

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危険!「私の銀歯すごくもちが良いんです!」

青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

こんにちは。
保険診療の改定があって、白い歯にしてみたいという患者さんが増えてきています。

保険診療では、セラミックのように強度もあって天然歯のように見た目が美しく機能的ではありませんが、銀歯がお口の中に何年も入っているのなら、早めに歯医者を受診して今一度ご自身のお口の中の状況を確認してみてください。

日本人にとって虫歯を削った後に詰める一般的な金属の詰め物の一つだからです。

海外の人から見たら、あら!びっくり!!!お口の中に有害金属を入れているなんて!!!です。(笑)

なぜなら、日本人が銀歯と呼んでいる、銀歯「アマルガム」は、銀・スズ・亜鉛・水銀・銅を成分とする合金で、正式には「歯科用水銀アマルガム」の略称で昭和から平成の初期まで使われていました。

近年では使用している歯科医院は非常に少なくなっています。

では、なぜそのような水銀など身体に危険をを及ぼ巣可能性の高い金属をお口の中の治療に使用していたのでしょう?

アマルガムは耐久性と操作性に優れた歯科材料として100年以上前から世界中で広く普及してきました。

これまでの研究結果からアマルガムそのものが危険であるというわけではありません。しかしご存知の通り、アマルガムの成分の一つである「水銀」が問題視されています。

「水銀」は人体に危険を及ぼすものとして世界中から水銀そのものを無くそうという考えが広まっています。

怪我をしたら「あかちん」このあかちんにも水銀が含まれていたため、今では販売されていませんし、昔の体温計にも水銀が使われていましたが、今は使われなくなりました。

水銀が体内に入るとタンパク質と結合し、過剰反応を起こすことがあります。代表的な症状は、皮膚に湿疹が現れたり、炎症を起こしたりするいわゆる「金属アレルギー」の症状を表します。

海外では、アマルガムの使用を規制して使用量は減少しています。

日本国内でも近年は減少傾向にあります。ただ、アトピーなどの症状との直接的な関わりを裏付ける100%の根拠がないとして、イギリスやスエーデンといった予防を主体とした国ほどの規制は日本では設けられていないのが現実です。

ただ最近になって金属の価格高騰が止まらないため、国がプラスチックの白い歯を保険診療で使えるように法律を改正してきまています。

ずーっと昔に作ってもらった銀歯がお口元にあるようでしたら、一度歯科医院を受診してご自身の身体のためにも、銀歯の奥に潜む隠れ虫歯が進行していないかどうか?など確認してみてください。