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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
先日、お子さんの矯正相談の際に多かった「大人になってから一気に矯正治療じゃダメなんですか?」というご質問についてお話しします。
矯正とは患者さんからみたら「歯が綺麗に並ぶこと」です。
ですが、歯列矯正は非常に奥深い治療で、「歯が綺麗に並ぶこと」以外にもあなたの大事なお子さんのお身体の成長に重要なポイントがあるのです。
子どもの矯正は、顎の成長を促し、脳の発達を促します。
大人の矯正は歯列の並びを目的とします。
子どもの頃から矯正を行うことでより健康的な歯列矯正を求めることが叶います。
海外では小児のうちに矯正を始めることが一般的で成人矯正は、小児のうちに並びきらなかった歯列の修正という考え方が一般的で、
お子さんのうちに矯正を始めることは世界標準の考え方なのです。
小児の矯正治療は主に三段階に分けて行います。
小児の矯正は、顎の成長や生え変わりの時期などの個人差があり、さらには男女によって成長が異なるので矯正のスタート時期などのそれぞれ違いがあります。
「小児矯正の目的」は、顎の成長を促すこと。
乳歯のうちは上顎に成長に伴うギザギザがありますが、大人になるとなくなります。顎を広げ歯を並べる事が叶うのは“混合歯列期のみ”という大事な時期でもあります。
このようにお話ししても顎の成長を促して一体どんなにいいことがあるの?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
顎の成長を促すことで、人類の進化の過程で起きている歯が並びきらないという症状を避けることが叶います。
健康な歯の抜歯を避けることが叶います。
顎の成長を正常に促すことが叶います。
歯列矯正の治療を簡単に終了に導くことが叶います。
不正咬合を予防することが叶います。
脳に正常に酸素を送るので脳の正常発育をうながす事が叶います。
頭の回転が良くなることが叶います。
口呼吸のリスクは、鼻呼吸が正常に行われていない事です。
なぜなら鼻は脳の冷却装置だからです。
脳は約20Wの熱を生産しています。
頸動脈から毎分5Lの血流によって放熱。脳の温度が40.5℃を超えると機能障害を起こします。
つまり口呼吸をしているお子さんは、鼻呼吸をできるように改善してあげる事が重要です。口呼吸を改善し、鼻呼吸ができるように導くことは大切なお子さんのお口の成長に大きく影響するということにつながるのです。
虫歯がないから歯医者に行かないのではなくて、虫歯が無いから歯医者に行くことがお子さんの治療のタイミングを逃さないためのポイントです。
気になる事があったらお気軽にご相談くださいね。
ミドリデンタルクリニック 工藤瑞恵