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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
こんにちは。
ご存じですか?虫歯になりにくい人にはこんな原因があることを。
ですから、「私は、虫歯が無いから歯医者いらず♪」なんていっていると、なんか口の中に違和感がある・・・と思った時には歯周病が進行してしまっている状態なんて言うことになることがとても多いんです。
今回は虫歯になりやすい人の特徴と、歯周病になりやすい人の特徴についてお話ししたいと思います。
「虫歯になりやすい人」は、次のような口腔環境をお持ちの方が多いです。
1. 歯並びが悪い
2. 唾液が少ない
3. 治療した被せ物、詰め物がある
4. 歯周病によって歯茎が下がっている
5. 糖分の入った食べ物や、飲み物をよく口にする
「歯並びが悪い」と、日々の歯磨きにどうしても「磨き残し」が多くなります。また歯ブラシが当たらない場所が多く歯垢が残るため結果として虫歯が発生しやすい口腔内環境を自分自身で作り出してしまいます。
「唾液の分泌量が少ない人」も虫歯になりやすいといえます。
唾液には歯を清潔に保つため、
・食べ物による口腔内酸性を中和する力
・再石灰化
・歯垢や食べかすを流す自浄作用
・虫歯菌や歯周病菌から歯を守る抗菌作用
があります。
「体調が悪くお薬を服用している人」はお薬の副作用で唾液の分泌量が少なるので、特にケアが必要です。
「被せもの、詰め物がある人」も虫歯になりやすいです。
歯ブラシではなかなか落とせない隙間ができてしまうのが原因です。
目視で確認ができない被せ物の中で発生する虫歯の部分も出来やすいので、痛みを感じたりするまで気づかず、重症化してしまうこともあります。
定期検診などでレントゲンを撮って初めて虫歯に気づく症例も沢山あるのです。
「歯茎が下がってしまっている人」
歯周病菌が原因となって歯茎が下がってしまうと虫歯になりやすくなります。
なぜなら、はのねっこにある象牙質が剥き出しになってしまうことが原因です。皆さんが毎日目にしている歯の表面のエナメル質に比べると象牙質は柔らかく虫歯になりやすいのも特徴です。さらに、歯と歯の間の隙間にも食べ物が挟まりやすくなることも懸念材料の一つといえます。
「糖分を含んだ食べ物や、飲み物をよく口にする人」も虫歯になりやすいです。
果汁100%と聞くと健康的な気もしますし、スポーツ中の水分補給にスポーツドリンクを利用する人は多くいます。スポーツドリンクに関しては500mlのスポーツドリンク1本に対してスティックシュガー10本程度、炭炭酸ジュースは500mlに20本分もの糖分が含まれているものもあります。
このように一見健康的に思えるスポーツドリンクやスッキリするという印象の強い炭酸飲料にも多くの糖分が含まれています。
砂糖入りの食べ物や飲み物の摂取は高血糖状態や、糖尿病、高血圧、心臓疾患などの疾患を引き起こすと言われていますので、気づかないうちに体にとって良く無いものを健康的なものとして摂取してしまっている場合があるのも事実です。
砂糖が含まれている食べ物や、飲み物は、歯にとってもお勧めできる物ではありません。なぜなら、糖分は歯の健康を守るバリヤであるエナメル質をとかしてしまうからです。
このように、「虫歯になりやすい人」には原因があります。毎日の歯ブラシなどのお手入れだけでなく食生活やご自身の口腔内の状態にも目を向けて虫歯予防に努めましょう。
そして、こんな時代だからこそよく噛んで、よく食べて、健康維持に努めてみませんか?