診療時間8:30~12:30/13:30~17:30(木 8:30~12:30 土 8:30~13:30)*休診日:日曜・祝日 tel. 017-777-3232
青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
本日は妊婦さんの治療についてお話ししたいと思います。
当院のスタッフにはすでに母になって長いスタッフもいれば、最近母になったスタッフ、これから母になるスタッフと世代別の女性がたくさん働いてくれています。
そういった点で治療に来ていただくにあたり相性の良いスタッフを見つけていただくにはもってこいのしか良いんだと自負しております。
妊婦さんの治療について妊娠中期には必ず定期検診を受けましょう。
妊娠中の治療について
虫歯 | 歯周病 | |
妊娠初期 | 経過観察 | ケアグッズを用い経過観察 |
妊娠中期 | 治療 | 治療 |
妊娠後期 | 経過観察 | ケアグッズを用い経過観察 |
妊娠中期(5ヶ月から7ヶ月)は体調が安定している方が多く
歯科治療では通常量の麻酔薬であれば安心して使用できます。
<虫歯>
・妊娠中に虫歯になっても、最近が母体から胎児に直接的に移行することはありません。ただ妊娠中はホルモンバランスの変化により虫歯のリスクが高まることがあるので注意が必要です。
・妊娠中に虫歯になると痛みや腫れによるストレスが母体や胎児に影響を与える可能性があります。
・どなたかとお付き合いが始まった、結婚が決まった、など妊娠お可能性があルようであればお二人で検査を受けて、虫歯の治療はお早めに。
<歯周病>
・妊娠中に歯周病になると、早産や低体重出産のリスクが高まります。
・妊娠高血圧症候群などのリスクが高まります。
・胎児の発育に間接的に影響を及ぼす可能性があります。
・妊娠中はホルモンや生活習慣の変化から歯周病になりやすいと言われています。
・歯周病菌の増殖を促すエストロゲンやプロゲステロン、免疫機能の低下が原因と考えられています。
・妊娠前にタバコを吸っていたりするとより歯周病のリスクが高まります。
・どなたかとお付き合いが始まった、結婚が決まった、など妊娠お可能性があルようであればお二人で歯周病の検査を受け治療はお早めに。
注意。
重度の歯周病の妊婦さんの場合。歯周病菌が起こす炎症反応の中でプロスグランディン
E2という物質が増えてくると子宮の収縮、子宮頸部の拡張を促してしまい出産を促進し
低体重児出産が起こりやすく歯周病でない妊婦さんより5から7倍ものリスクが高まる
というエビデンスがあります。
妊娠の可能性がある女性、そのパートナーは独身のうちから歯周病の治療は必須になります。