DNA検査・唾液検査
MIDORI DENTAL CLINIC
目次
DNA検査
あなたの歯周病原因菌DNA調べてみませんか?
歯周病は気づかないうちに進行するお口の病気です。
4〜50年かけて作られた悪い口腔内菌を1度リセットすることで、残存歯を確保できる可能性が高まります。
年齢とともに免疫力が落ちやすいので、菌の繁殖が若い時よりも早くなります。
DNA検査はこんな方にオススメです
全ての年代の方
家族。パートナーによる感染がもっとも注意が必要です。
妊娠・出産を予定されている方
早産・低体重出産の予防、胎児への感染予防のために!
インプラント治療を受けられる方
歯周病原菌がいるとインプラント歯周炎という病気になるリスクが高くなります。
更年期の方
歯周病原因菌と女性ホルモンは関係があると言われており、骨粗鬆症をさらに悪化させます。
歯周病を放置していると様々な疾患の原因になります
歯周病とは、歯周病菌の感染によって歯肉が炎症を起こして腫れたり、出血したり、ひどくなると歯を支えている土台になっている歯槽骨という骨が溶けて歯が抜けてしまう病気です。
日本人の成人の8割が罹患しているといわれ、歯を失う一番の原因になっています。
歯周病と全身疾患の深い関係性
歯周病は血液を介して全身へ運ばれます。
アルツハイマー症候群をはじめ、心臓病、糖尿病、高血圧、骨粗鬆症、脳の疾患、食道癌など、全身疾患に影響するといわれています。
歯周病について詳しく見る
DNA検査では、歯周病の治療・予防に活かすために菌の種類を調べます。
歯の健康は長寿の秘訣!
治療後は定期的に歯のクリーニングを受けることで自分の歯を健康に保つことができます。
歯周病で歯を失うことなく健康でいられるように、3ヶ月〜4ヶ月に1度の定期検診、1年に1度の歯周病原因菌のDNA検査を受けましょう。
再感染に気をつけましょう!
家族間や身の回りのひとから再感染することがありますので、家族そろっての除菌をおすすめします。
ペットから感染することもあります。
唾液検査
唾液検査とは、今後の虫歯になる可能性がどれくらいなのかを調べるための検査です。
人によって、唾液の酸性度や中和力、虫歯原因菌などの数は異なります。
これらを唾液検査によって数値化し、虫歯になる可能性や今後必要となるケアについて分析します。
検査には痛みは生じませんので、慎重なケアの必要な小さなお子様や、お口の衛生状態が不安定になりがちな妊婦さんにもオススメです。
唾液検査で分かる6つのこと
次の項目についての解析を唾液検査では行っていきます。
『ミュータンス菌』と呼ばれる虫歯の原因菌は、酸を糖から作り出すことで歯を溶かします。
人によって口の中のミュータンス菌の数は異なり、虫歯リスクは菌が多ければ多いほど高まります。
歯が虫歯菌の作る歯垢から生み出される酸によって溶かされることで虫歯は発症しますが、唾液がこの酸を中和する働きを持つため、虫歯を防いでくれます。
唾液の持つ中和力が弱ければ口の中が酸性になりやすく、歯が溶かされるため虫歯になりやすい口内環境ができてしまいます。
唾液の酸性度が高いと口中も酸性となり、エナメル質(歯の表面)が溶かされやすい環境になることが知られています。唾液の酸性度は、唾液検査で用いる専用洗口液の化学反応によって測定することが可能です。
細菌や異物が歯と歯茎の間に増えると、唾液中の白血球が、身体が防御反応を起こすため増加します。
尿検査に用いられている試験紙の技術を応用して、唾液検査では白血球エステラーゼ活性を検出します。
細菌がお口の中で繁殖し、歯垢が溜まることで唾液中のタンパク質が増加することが分かっています。
白血球の検出と同様に、口腔内の総タンパク質量も試験紙の技術を使って測定します。
口中の原因になるといわれているアンモニアは、口腔内細菌が増加することによって生成されます。
アンモニアの検出も試験紙を用いて行います。
こんな方に唾液検査をオススメしています
1. 今特に気になることがない方
2. 感染予防に意識が高い方
3. 虫歯になりやすい方
すべての患者さまに唾液検査を受けていただきたいものですが、虫歯になりやすい方は特に多くの情報を得ることができます。何が原因で虫歯を引き起こしているのかを唾液検査によって分析することができ、虫歯を作らないために必要なケアを明確にすることができるためです。
4. 小さなお子様
永久歯に生え変わる前のお子様の歯は虫歯になりやすい特徴があり、とてもデリケートな性質を持ちます。また、生え変わった後の歯の健康や歯並びにも乳歯のころの虫歯は大きく影響を与えます。お子様の口内環境を唾液検査によって把握することで、予防対策を虫歯になりやすい時期を乗り越えるために行うことができます。
5. 妊娠中の女性
女性ホルモンの影響から妊婦さんは、お口の環境が不安定になりやすい特徴があるため、慎重な予防が必要になります。また、家族間のキスやくしゃみ、口移しなどによるものであり、赤ちゃんが虫歯菌を持ち始めるきっかけの多くであるため、しっかりとしたケアが必要であるといえます。