青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

「歯が滲みて痛い」というお悩みで初来院の患者さんから、衝撃的なお話がありました。歯の歯石やタバコのヤニをヤスリで削っていたと。。。

問診の際に歯科医院側の人間は聞いただけで「きゃー！！！！！」と悲鳴をあげてしまう様な行為です。泣

「歯が滲みて痛い」原因は、歯をヤスリが消したことにあります。

歯の構造は上記のように何層にもなっています。

今回患者さんが自己判断ではにヤスリをかけたりしたため歯のエナメル質を傷つけてしまいました。

エナメル質を強化するためにはキシリトールを利用したりすることが求められますが、
１日や２日で治るものではありません。

エナメル質が傷ついて歯が滲みると、食事が取りづらく、食欲不振につながりますし、ぐっと食いしばることができませんので、踏ん張りどきに踏ん張れないので100％の力が出せなくなってしまいます。

それこそ毎晩の晩酌や、お水、コーヒー、お茶を飲むことさえ辛く感じてしまいます。

虫歯じゃないのに、歯が滲みる症状が現れる場合、知覚過敏、ホワイトニング剤や、スクラブ入りの歯磨き粉で痛みが出る場合もエナメル質の層が薄くなったり、神経に触ったりなどが原因になります。

歯医者になんて行きたくない笑、痛くなっってどうしようもなくなったから。。。と歯医者に行くのを避けていると治療箇所も、治療の期間も、治療の費用も大きく膨らんで行くばかりです。

行きたくない歯医者に歯石を取るためだけに定期的に通っていれば、虫歯も知覚過敏も小さな治療で終えられる可能性が高くなります。

いきたくない場所だから、定期的に通うことによって治療回数を最低限に抑えられれば、全身の疾患と言われる脳梗塞、心疾患などの全身疾患を予防することも叶うというエビデンスがあるくらいです。

国内の物価高が止まらぬ中、身体が元気であればなんとかなる！病気にならない身体づくりは本人にしかできません。

歯の歯石とりは歯磨きをしているから大丈夫、タバコのヤニなんかで歯医者に行くなんてやだな。。。なんて言わずに日本の素晴らしい保険制度を利用してご自身の安全を確保してください。

これから医療費の自己負担額が上がらないとは言い切れない時代になっていくことでしょう。自己負担額が３割のうちからサービスを利用して元気で働き続けること。

食事が不自由なく行えて、力が必要な時にグッと食いしばって乗り越えること、これらは歯のケアを怠ると叶わなくなります。

歯医者だからそんなこと言うんでしょう笑って言う患者さんもいらっしゃいます。
そんなことはありません。

とにかく何もないからこそ歯医者に行く、目に見える歯石が無くてもプロのメンテナンスを受けることをぜひ意識して、歯を大事に守り元気に過ごしていただければと思います。