診療時間8:30~12:30/13:30~17:30(木 8:30~12:30 土 8:30~13:30)*休診日:日曜・祝日 tel. 017-777-3232
青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
W E Bからのお問い合わせをいただきました。
ディズニーランドへ卒業旅行を予定されている他院でワイヤー矯正を開始した患者さんのお話しです。
先日4本の親知らずの抜歯を終えて、ワイヤー矯正を装着してから、卒業旅行を予定されているとのことでした。
ワイヤー矯正装置が果たしてどんなものなのか、実際に装着したこともないのでとても不安だったのでしょう、様々なnetを検索され、WEB相談ができる当院へお問い合わせいただいたようです。
お問い合わせいただきました患者さんを不安にさせてしまった文言は下記の通り、不安がマックスになってしまうようなことばかりが羅列されていました。
「ワイヤー矯正は基本なんでも詰まりますね。 あと、ワイヤーだと月1位で定期調整すると思うんですけど、調整後1週間が特に痛いのなんのって!なので、ディズニーの後に調整日が来るように予約日を設定した方がいいですよ。私は詰まるどころか痛くて、痛くてバナナもかじれませんでしたし、チュロスは無理でした。ポップコーンはフワフワに見えて硬いところあるから痛かったし、何を食べても詰まるので、サンドイッチもかぶりつけなくて悲しかったです。」
おーーーーー!なんと正直な感想を!と驚きました。笑
私自身ワイヤー矯正経験者でもあり、マウスピース矯正の経験者でもあるので、こんな文章を読んだら患者さんは不安になるだろうな、ましてや始めたばかりで記念旅行を予定されていたりなんてしたら、不安は倍増間違いなしでしょう。
さて、ではワイヤー矯正もマウスピース型矯正も経験した私からの痛みに対する回答は?
ワイヤー | マウスピース | |
---|---|---|
装着直後から1週間 | 超強い痛みがある | 圧着されている程度 |
装着から約1週目 | 強い痛みに慣れてくる | 圧着されている程度 |
装着から2週目 | さほど痛みを感じない | 圧着されている程度 |
装着から3週目 | さほど痛みを感じない | 圧着されている程度 |
このような感じです。
つまり、ワイヤー矯正装置を装着した直後やワイヤー交換直後の期間はWebにあった通り、チュロスは硬いと感じて食べられそうもないでしょう、ポップコーンも硬い上にワイヤーの矯正装置に挟まって辛いでしょう。チキンにかぶりつくこともままなりません。
ワイヤー矯正はドクターが主体になって進めていく矯正装置です。そのため都合が悪いからといって患者さんが自らの都合で外すことは叶いません。
対して、マウスピース型矯正は患者さんの自己管理型矯正装置です。そのためマウスピース型矯正装置は患者さんに対してドクターが装着時間をお伝えしますが、自分の都合でつけ外しができます。
ですから、お食事の際はマウスピースを外して食べることができます。
また、マウスピース矯正の際に歯につけるアタッチメントが取れた際、試験だとか部活の試合があっても急遽しか医院に駆け込む必要がない、メンテナンスも最初に月1で3ヶ月連続で通うこと以外は3から4ヶ月に一度のメンテナンスで済みます。
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正ではメリってデメリットが違うのでご自身のご都合に合う方をお選びいただければと存じます。
追記
このようなお話をすると、マウスピース型矯正装置は高いとおっしゃって比較の対象が金額になることがあります。ですが、矯正期間の通院回数やメンテナンス料金を総額して比較してみると入り口の契約金額に多少の差があるものの総額で計算するとさほどの差はありませんのでご自身の矯正期間の生活方法を照らし合わせて選択いただければと思います。