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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
歯並びって何のために治すんですか?ってたまに聞かれます。
「歯並びはご自身の全身の健康のために整える」のが最適です。
歯並びが悪いと歯並びのいい人に比べて、毎日の口腔ケアで歯ブラシが行き届かない箇所が多くなります。
歯ブラシが行き届かな場所が多いとプラーク(歯垢)がつきやすい場所が増えるため、お身体に良くない影響を与える細菌の繁殖が増えてしまいます。
口腔内にお身体に良くない影響を与える細菌が多いと歯周病になる可能性が非常に高くなります。
歯周病という病名のせいか?歯の病気と軽く捉えがちの方が多い病気ですが全身疾患につながる怖い病気です。
なぜなら、歯周病や虫歯といった歯の病気にかかってしまうと口の中をきれいにする自浄作用の働きをする唾液の質が悪くなり、分泌量も減ってしまうので口腔内の衛生を保てなくなり、口腔内のフィルターの役割をするはずの唾液が正常に働かなくなるため、細菌が直接血管や呼吸器に内に入り込み、心筋梗塞・動脈硬化・肺炎・早産などを引き起こす要因となるからです。
日本人は海外と違って恵まれた「国民皆保険制度」によって体調に不具合が出てから病院に通うことが普通になってしまっています。
ですが、海外では体調を崩して、救急車に乗るにも、病状よりも先に、まずは救急車利用の金額が払えるか?クレジットカードが機能しているか?を確認されます。確認が取れて初めて救急車を利用できるのです。
ここに日本人と意識の違いが発生しており、日本人は歯が痛くなって困ったら歯医者に行きます。そして歯並びが多少おかしくったって気にしないですが、海外では病気になったら高額の医療費が自己負担のため、病気にならないため栄養に心配りをしサプリメントなどを利用し、良質な唾液のコントロールを行うために歯並びをきれいに整えます。
そして、海外に留学などを検討している方は、海外に留学すると気づくことがあります。
それは日本人の歯並びの悪さです。
そのため、これから海外留学や海外でのお仕事、海外の方々と交流がある方は注意が必要です。
海外に行く場合海外保険や薬など、海外でのトラブルを想定して準備を行いますが、歯に関しては海外保険では「適用外」になっていることが多いです。
そのため海外で歯の痛みが発生した場合には高額の医療費が自己負担となります。
私が幼い頃に父の海外赴任でアメリカに行っていた時、私の一回の虫歯治療にかかった金額は3万円から5万円だったそうです。
40年くらい前の話なので1ドル320円位の時代、、、
父は、日本に帰ってから治療してくれ〜!!!給料が飛ぶ!(笑)と何度も思ったそうです。
そして、海外の歯科医師は歯並びの悪い歯の治療に慣れていません。模型のような理想的な歯並びの方々の治療しかしていないからです。
歯並びが悪いまま海外へ行って歯の治療となったら、金額、治療日本では想像できないことが待ち受けている可能性が高いことも否めません。
ご自身や、大切なご家族の健康のためにどうか歯並びに着目いただきまして全身の健康を守っていきましょう。