青森市緑にある歯科医院 [ミドリデンタルクリニック]

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6番の歯が1本ない場合のブリッジについて。 土台の5番の歯は保険だと何色ですか?

青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

6番の歯が1本ない場合のブリッジについて。 土台の5番の歯は保険だと何色ですか?
と言うご質問をいただきました。

2024年の6月から保険適応にて今まで銀歯の選択だったところが白い歯にできるというシステムの変更により患者さんが混乱しているようです。

5番の部分的に白いプラスチックですが咬合面が銀歯なので残念ながら、患者さんが希望している見え方の白い歯にはなりません。

いわゆる銀歯って感じです。咬合面が銀歯ということは耐久性が低いので横だけ白くして金属代金がかからないようにしようっていう品物です(><)

患者さんの騙し討ちみたいな白い歯にできるよ!っていう報道にがっかりしています。

特にPEEKと言う奥歯の白い歯についてもお問合せいただきますが、耐久性に対するエビデンスが明確になっていないため全国の多くの先生方が取り扱いを積極的にしていません。当院でも同様に現在取り扱いをしていません。

エビデンスだけでなく患者さんが思う白位はとはほど遠いPEEK。
実際本物を見ましたが濃いめのオフホワイトで「白」ではないとういのが多くの先生方の見解で、見た目も悪いし、耐久性もわからないものを自分の患者さんの口の中に入れられるわけがないと言うのが先生方の見解です。

同じ歯を何度も治療することはできません。

例えば根の治療を繰り返している歯、削ったりなんだり。。。3回も続ければその歯はダメになってしまう。被せ物も同様です。

白い!やった!!!ではありません。

自由診療高いでしょ!でもありません。

自由診療という選択肢は保険適用で最高のものが提供できれば発生していないのですから。。。何事にも発生する理由はあるものです。

毎日365日24時間使うものがプラスチックでどれくらい持つものでしょう?
それもお口の中って温冷の温度が激しい環境下ですから。

プラスチックのお弁当箱を1年使い続けるには相当なメンテナンスと使い方に注意が必要です。

レンンジでチンしたり洗わずに放置したりなんてしたらあっという間にダメになるのと同じことが歯に起こってしまうと考えたら答えは簡単です。

保険適用が悪いとは思いませんし否定もしません。

日本は医療安全国です。

ただ今回の白い歯は、金属の値段が上がり続けていて銀歯の代用品として国が考えた代用品です。ですから全部を銀歯にしないで、耐久性に問題が起きそうなところを銀歯のままにして周りはプラスチックでいいんじゃない?っていう製品です。

お国のお偉いさんが患者さんの健康を思って変更になったものではないことがわかってしまいますよね。

ですからこの機会にご自身のお身体に使う製品で長持ちするもの他の健康な歯に影響が出ないものの選択についてお考えいただけたらと思います。

ご自身の歯を守ることは、あなたの食生活に関わります。食生活に支障が出ることがどれほどのストレスか?悲しい選択にならないよう、一瞬の負担金額に躍らせることなく、長いスパンで自分自信のお身体にとって何を選択することが一番いいか?を検討ください。

奥歯のPEEKの写真参考までに添付します。

見た目も麗しくないので、耐久性のエビデンスが明確にならない今は私の家族には治療方法とて選択しません笑

写真の画像が悪いのではありません。なんかの航空写真みたいですが、製品自体は写真のまんまです。悪しからずご了解ください。