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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
えー!そんな治療あるなら教えてよ先生。という声が聞こえてきそうです。
院長を含めスタッフが「受けたくないな」と思う治療は1つ。
絶対「銀歯は選択しません。」
日本人は銀歯って一般的な治療です。ましてや保険診療ですから、国が認めてる治療。
なのになんで選ばないの?自由診療を選んで欲しいからでしょう?と思っている方が一般的です。
ですが、事実は異なります。海外で日本人以外は銀歯は絶対に入れません。
海外の人にとって「銀歯」は一般的な治療ではないからです。
なぜかというと「身体に良くない!」からです。
銀歯に含有されている金属が何かご存知でしょうか?
実は、銀100%ではありません。
人体に有害とされている、「水銀・パラジウム・ニッケルなど」が含有されています。これらの金属は前<身的な免疫力の低下によりアレルギーの発症(免疫不全症候群)や発癌のリスクを高める金属として知らない人はいないといってもいい金属です。
その昔あった、「あかちん」は製造工程で水銀が発生するという理由で製造中止となり日本では1970年代に薬局から姿を消しました。
また、「水銀体温計」。こんな昔の製品を知っているとなると私の年齢がバレそうでヒヤヒヤしますが、こちらも1985年に生産が中止となっています。
理由は、落として割れた時に水銀が流れ出る可能性があることから医師の間から水銀体温計の安全性を問う声が上がり水銀体温計に使われていた無機水銀は有機水銀より毒性は低いものの有害部室であることには変わらないという理由から製造することすら辞めたのです。
そんな危険物質である水銀が含まれた「銀歯」がお口の中に常に入っているって怖くないですか?
さらに銀歯がお口の中にあるということは、唾液に濡れて常にお口の中にあることになります。
そしてご飯を食べる時に冷たいもの、熱いものなどお口の中の温度の変化も著しいので劣化は激しくなります。
そんなこんなで毎日酷使されている銀歯に含まれる金属はイオン化して金属イオンとして毎秒、毎秒体内に取り込まれているのです。
そうです。そんなものがお口の中にそんな危険なものが入っていたら怖い。
1本どころか4本なんてあったら、もう恐ろしい!その一言につきます。
だから、私は絶対に「銀歯」は選びません。家族にも選ばせません。
ですから、当院では治療の過程で「銀歯」の選択を迫られた時、銀歯より安全性の高いプラスチックの歯、もしくはより健康的に過ごすことが叶うセラミック製品の説明を行っています。
最近ではさすがにこんな危険な「銀歯」を国民の口の中に入れていいのか?という疑問の声が国にも少しずつ届くようになって、やっと歯の場所によっては保険診療でもプラスチックの白い歯を選べるようになってきました。
しかし、まだまだ国の理解が不十分というか、とりあえず食べられるようにしといて!という保険診療の制約が邪魔をしていることも否めないのが現実なのです。
患者さん側から見ると、国が認めた保険診療は安心な治療という認識をされている人が多いかもしれません。
ですが、プロの側からするとこういった保険診療の仕組みを学んできた故に、何十年も改定がなされないままの古い患者さんの健康を無視した治療方法にしか過ぎません。
そのため私たちプロが考える自由診療とは、あくまで保険の制度にとらわれる事がない患者さんにとって、「オリジナルな治療方法の選択の幅を広げられる治療だと認識しています。
そしてホームドクターだといって我々を選んで来てくださった患者さんにとって良いと思える治療方法と材料を相談しながら選択し、提供できるそれこそ最大の利点だと考えています。
また、自由診療は、ドクター自身が学校では学べなかった高度で、かつ最新の治療方法でもあります。技術も材料も日進月歩しています。なかなか改定されない保険診療を待っては入られません。
プライベートな時間を費やしてでも学びに、より良い技術を提供出来るよう勉強会に参加する。機械や材料を揃えるという患者さんに提供出来るようになるまでには努力を要する治療でもあります。
歯医者が銀歯を選択しない理由。
ぜひ、一度考えてみていただければと思います。
ミドリデンタルクリニック 工藤瑞恵