青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

当院では、ホームページから医院にお問い合わせいただけるコーナーを設けています。

そこに最近お問い合わせの件数が多いのは、小さなお子さんの虫歯についての見解です。

お子さんの虫歯の治療方法や予防についても各医院、先生方によって考え方は様々です。

また歯科医師の先生によってお話の方法も様々なので、子育て中のご家族にとってお子さんの虫歯の診断や治療方法の説明は、大きく衝撃的な出来事になっています。

さらに歯科医師から、治療の進め方など自分が経験したことのない治療方法の提案を受けると大混乱に陥ってしまうものです。

お母さんの場合は尚更です。「私が悪いんだ。。。」
子供に起きた出来事に、「お母さん、あなたのせいでしょそう。。。」そう言われているように聞こえてしまうものです。

私自身も若かりしころを振り返っても我が子の虫歯や歯並び、もちろん学校の成績やら見た目を他人だけでなく家族から指摘された時は「私のせいだ、、、」と落ち込んで、夫からだけでも「違うよ」の言葉をもらえればいいのですが、ドラマや漫画の世界とは違う現実そんな理想通りの言葉なんてタイミングよく来るものではありません。笑

当院へ小さなお子さんの虫歯についてお問い合わせをいただく方々は１００％お母さんです。

きっと私と同じように「私のせいだ。。。」と思って救いを求めてご連絡いただくのだろうと思ってお返事をさせていただくよう心がけています。

メール上のやり取り、お顔が見えない方へ、声の温度もない中お話しさせていただくので、心配でついつい色々説明したくなっていつも長文になってしまうのが悩みです。

そして、ご来院いただきました際には、歯科医療従事者なので、虫歯という病気になってしまった原因、今後の対策、永久歯に生え変わる時期までの過ごし方については、真摯にお話させていただく関係上、お母さんを傷つけてしまう場面もあるかもしれません。

小さなお子さんの「虫歯」の原因は、感染と食生活です。

生まれたばかりの小さなお子さんの口腔内は「無菌」であり、虫歯や歯周病は風邪と同じように感染病です。

感染病を予防し、感染してしまった虫歯を他の歯にうつさないようにするためのポイントは、「歯科医院にこまめに通っていただくこと」、「食生活を改めていただくこと」です。

この二つのポイントを守っていくためには親御さんはもちろん、同居のご家族や、お子さんと接点の多い別居のご家族の方にも意識変更をお願いしないといけませんし、今後のお子さんの虫歯リスクをコントロールするためには大人のご家族の意識と考え方の変更が必須です。

ですから、歯医者さんに言ったら怒られるかも、、、と思わず早めにご来院ください。

お子さんのお身体についてのおはんさ日をさせていただく以上、優しい方法だけで説明することは不可能です。その点をご理解いただきまして、一瞬お母さんを傷つけてしまうかもしれませんが、叱ったりはしませんので、どうぞお早めにご来院いただきなんでも聞いてみてください。

もちろん虫歯予防に関する見た目についてもご相談を多数いただいております。

また院長の姪がまだ幼かった頃、前歯が虫歯になってしまい予防に有効な「サフォライド」についても、見た目が黒いために虫歯になった本人の辛い想いをぶつけられたこと、笑うことができなくなってしまったこと、親御さんの理解を得るまでの難しさも、同居家族への理解の困難さも色々経験がありますのでご家族に寄り添ったご提案が可能かと思われます。

そして歯医者に行ってみたら、同じように悩んでいるお母さんが沢山いること、治療方法が様々あること、悩んでいるお母さんは自分は一人じゃないことがわかっていただけると思います。

ぜひ、一人で傷ついて、悩まず当院へお運びいただければ幸いに存じます。