青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

みなさん、お子さんの歯磨きどうなさっていますか？

患者さんの中には、お子さんが「ギャンギャン」泣くからご近所さんにこの声が聞こえたら虐待を疑われそうで「つらい」と感じていらっしゃる方も多くいます。

私も娘が小さかった時、娘の歯磨きタイムは苦痛でした。笑

ではどんな風にしてその「苦痛な子供の歯磨きタイム」を乗り切ってきたかというと。。。

「苦痛な歯磨きタイムの乗り切り方」

1. 子供を寝かせた状態で自分の足で抑える
2. 泣いたら口を開けるからラッキーと捉える
3. しまじろうの歯磨き動画を見ながらやる（今ならアプリかな？時代を感じる笑）
4. 歯ブラシを自分で持ちたいと言ったら手を重ねて一緒に磨く
5. 歯ブラシは色違いで3本くらい揃えてその日の気分で選ばせる「自分で選ぶ」を叶える
6. 歯磨き粉をフレーバー違いで何種類か準備してその日の気分で選ばせる
7. 歯ブラシの奪い合いになっても、一本はお子さんに、もう一本で磨く
8. フロスは味付きのものを選び「おいしい」でつる
9. お出かけで歯磨きが微妙な時はキシリトールのチョコやラムネ、グミをご褒美として食後に食べさせる。親も子もクタクタな日はおサボりグッズに頼り罪悪感は持たない。ただし連日の持ち越しは「虫歯」の原因が増加するので避ける
10. 歯磨きタイムが苦痛でお子さんの口の中が気になるなら早めに歯医者さんへ
11. 歯医者さんは親御さんの「味方」歯ブラシがうまくできていなくても気にせず「早めの受診が安全」を覚えておく
12. お子さんのセルフ磨きまでは長い年月がかかりますので色々なグッズを取り揃えて

乗り切ることを意識する！

色々やってみて何がお子さんに効果的に働くかは分かりません。お家では歯磨きさせてくれないお子さんも歯医者に来たら一人でお椅子に座ってお口の中をジョイウズに見せてくれるお子さんもいますし、反対にお家ではなんでもやらせてくれるのに歯医者では玄関先で大声で泣きまくり親御さんが疲弊してしまう場合もあります。

ただそんなギャン泣きキッズも親御さんが気持ちを強く持ち、ママがダメならパパ、パパがダメでもあばあちゃんやおじいちゃんと連れてくる人を変えたりしてみなさん乗り切っていますし、予防の意識も高いお子さんに成長していきます。

これまで「ギャン泣きキッズ」さんを何人も見てきましたし、そのご家族も沢山みてきました。

ギャンギャン泣くものだから親御さんが院内でバツが悪くて疲弊していく姿や、歯医者の椅子に座れても先生に口を開けて見せてくれない。。。暴れる。。。

まずは、叱らないこと。

小さな成功体験を積み上げること。

「お子さんの小さな成功体験」

• 歯医者に行って泣かなかった＝すごい！
• 院内に入る＝すごい！
• 歯医者の椅子に座る＝すごい！
• スタッフに口を開けて見せてくれた＝すごい！
• 歯科の器具例えば風がかかるを体験した＝すごい！
• 先生と「こんにちわ」ができた＝すごい！
• 口の中に鏡を入れさせてくれた＝すごい！

こんな小さな「すごい」

「親御さんの小さな成功体験」

ギャン泣きされたけど耐えた自分＝えらい！

先生に申し訳ないという気持ちと戦い、負けなかった自分＝えらい！

歯医者に行くことを諦めなかった自分＝えらい！

小さなことかもしれないけど、日常的に求められる「歯磨きタイム」とプロを利用する「歯磨き」をフル活用し、積み重ねることが、お子さんの歯磨きがつらい問題と向き合うためのポイントです。

ミドリはママスタッフが沢山いる歯科医院です。一人で悩まず、早めに相談にいらしてくださいね。