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青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
なんだか気づいたら、虫歯になってた。
ママ友と話していたら、だいぶ前から歯医者に通ってるって。。。
いったい何のためにみんなそんなに早くから歯医者に通っているの?
そして一体何歳から通えばいいの?
そんなお悩みをお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。
当院では、「お母さんが妊娠したら」と患者さんにお話ししています。
つまり、マイナス一歳からスタートするのが理想的です。
なぜなら、お子さんが生まれる前に生まれてからのことでお伝えしておきたいことが山ほどあるからです。
ではお子さんが生まれたら?何歳から通えばいいのでしょう?
まずは1歳半頃に可愛い乳歯が生えて来ますのでその頃には「初」歯医者を経験していただきたいです。
歯ブラシはもちろん、日常のケア方法、フッ素塗布などお子さんの歯のエナメル質の層を厚くするために必須な方法や、お口ぽかんの予防を行うことで歯並びのチェックや、感染症リスクを低下させたり、虫歯や歯周病にならないように予防を行なったりとお子さんの口腔内を守るために必要な治療や知識が目白押しです。
日本の歯並び矯正は未だ大人になってからという意識が根強いのですが、欧米諸国では小いさい頃から歯並び矯正を行うため、成人になって行う矯正治療は小児矯正の時に終わりきれなかった部分の修正といった感じです。
日本は先進国の最低レベルの歯並びの悪さです。
ではなぜ日本人は歯並びに対して意識が低いのでしょうか?
それは、欧米諸国と日本の文化の違いに原因があります。
日本の文化では顔や口元を隠す文化が浸透しています。
対して欧米諸国は口元は見せるものという文化なのです。
新型コロナの時に欧米諸国ではなかなかマスク生活が受け入れられず、日本人がマスク生活を続けられたのはこの文化の違いなのです。
また「八重歯」についても日本人は可愛いと捉えますが、欧米諸国ではドラキュラの歯と呼ばれ忌み嫌われます。
お隣の中国では「虎の歯」と呼ばれ、幸せが逃げる歯と捉えられていて、幸せが逃げる縁起の悪い歯と呼ばれています。
このような文化の違いが、歯列不正の認識に大きく影響していると考えられます。
現代の日本社会では大きく欧米化が進み、それに伴って文化も変化をしています。
欧米諸国ではどんなに貧しく、お金を借りなくてはならない状況下にあっても小さい頃から矯正治療を行います。
欧米諸国では、実業家や企業の上級管理職、政治家など社会のエリート層は、仕事ができるだけでなく、社会的立場にあった物を身につけていることや自己管理がしっかりできることが求められています。
ここでいう「自己管理」とは健康管理のことです。
肥満ではなく、スリムな体型であることタバコを吸わないことは当然のこととして定期的に歯科医院へ通って虫歯や歯周病を適切に管理していることを求められています。
また、矯正装置をつけていることは裕福さを象徴するバロメーターとされ、子供が矯正装置をつけたり、矯正治療を行うことは一種のステータスなのです。
ハリウッドスターなどは何度も矯正治療を受けていることを明らかにしており
メリットとして大々的に皆に知らせています。
このような歯を大事にする意識の認識の違いから、日本と欧米では矯正治療をスタートする時期が全く異なります。
また、欧米諸国では子供の虫歯を放置していると子どもの健康管理を怠っているつまりは。「虐待」していると指摘されてしまうのです。
歯列不正も同じです。
子どもの歯列不正を放置していることは、
「病気の子供を放置している」
「矯正しないのではなく、矯正治療ができないくらい貧しい」とみなされてしまうので皆がこぞって矯正治療を受けるのです。
日本も少しずつ認識が変わってきて子どもの頃から矯正治療をスタートしているご家庭が増えてまいりました。
これからの時代はお子さんが海外に行くなんていうことが日常茶飯事なってきます。海外へ行くことが決まってから治療をするのではなく、小さい頃から親御さんの加護のもとにある時から親御さんができる最大のプレゼントとして、1歳半から定期的に歯科医院へ通い、虫歯予防、歯周病予防、口臭予防、成長に合わせた安全で美しい歯列矯正のタイミングを逃さないようにしていただけたらと思います。