青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。
当院ではマウスピース型の矯正をメインに矯正治療を行っていますが、部分的にワイヤー矯正を取り入れて治療を行う場合があります。
そのため、当院でフルマウスでワイヤー矯正治療を受けることができないのか?とお問い合わせいただく場面があります。
その中でよくご質問いただくのが、ワイヤー矯正のリスクについてです。
ワイヤー矯正中に患者さんからリスクとして挙げられるお悩みは、
- 矯正装置が頬の内側にあたり傷がついたり、口内炎になったりすること。→歯科矯正ワックスなどを用いての対処をしたりしますが歯が動くことによって起きてしまう副作用なので乗り切ってくださいとお願いするしかできません。
- ワイヤー矯正装置を装着した、ワイヤーを交換した直後からおおよそ3日位はお粥やおうどんといった柔らかいものしか食べられない痛みが生じることがあります。
- 冷たいものを飲んだ時などに「知覚過敏」の症状が発生することがありますがほとんどの場合、数日間で改善されます。
- ワイヤーの矯正装置を装着している間、舌がスムーズに動きにくいなどの症状を訴えられる患者さんがいらっしゃいます通常数ヶ月で慣れるため改善します。
- ワイヤー矯正中装置を装着中に、「発音がしづらい」とお悩みを訴える患者さんがいらっしゃいます。通常数ヶ月で慣れるため改善します。
- 一般的なワイヤー矯正装置は、歯の表面に器具を装着するため、見た目に気を配っている患者さんは外見上目立つことを嫌います。
- 金属アレルギーを発症する場合があります。今まで金属アレルギーだと自覚していない場合でも、ワイヤー矯正を始めた途端発症する患者さんもいらっしゃいます。ワイヤー矯正の代金は返金はできかねますので、ご心配の方は、ワイヤー矯正を避けていただくか?事前に皮膚科などで事前にアレルギー検査を受けアレルギー源を特定した上で、歯科医師にご相談ください。
- ワイヤー矯正、マウスピース矯正において矯正治療を受ける際に、顎の幅に十分にスペースがない場合、「健康な歯の抜歯」を伴うことあります。その場合は事前にご説明申し上げます。また麻酔を使うためアレルギー反応を引き起こすこともあります。さらに麻酔が効いている間は感覚が鈍くなっているため頬を噛んでしまい頬に傷ができてしまったり、熱いものを飲んで火傷をしてしまったり、しゃべりにくくなっているためお電話でのお仕事に支障が出る場合があります。
- ワイヤー矯正中は矯正装置の周辺など歯磨きがしづらい部分ができてしまいます。そのため、虫歯や歯周病のリスクが非常に高くなります。ブラッシング指導を受けていただくことで虫歯や歯周病のリスクを下げる努力をする必要があります。基本的にワイヤー矯正治療中は虫歯や歯周病の治療を行うことが叶いません。そのためワイヤー矯正治療の前に一般歯科にて虫歯や歯周病の治療を終わらせておく必要があります。万が一ワイヤー矯正中に虫歯や歯周病になってしまった場合には応急処置的な治療を行いワイヤー矯正治療が終わったら治療を行います。
- ワイヤー矯正治療は歯並びのイメージ図が歯科医師の頭の中で設計されるため、仕上がりが患者さんのイメージと程遠い場合があります。マススピース型の矯正の場合は事前にシュミレーターにておおよそのゴールのイメージ図が歯科医師と患者さんの間にて確認できていますので大きく仕上がりがずれることはありません。
今回はワイヤー矯正治療のリスクばかりをピックアップしてみましたが、マウスピース矯正治療にもリスクはあります。
ただ、当院ではマウスピース矯正の方が、患者さんが感じるリスクが少ないとの見解からマウスピース矯正治療をメインに行っております。
毎月マウスピース矯正治療の無料相談会を開催しております。
気になるな…私の歯並び治療はマウスピース矯正装置むき?ワイヤー矯正治療むき?いつから始めればいいの?など、どうぞお気軽にご相談にいらしてください。