青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

矯正治療が終わったら、美しく並べた歯が動かないように「保定」をお勧めしています。

歯並び矯正によって綺麗に並べた歯、
“歯”にとってはやっと解放された！という状況になります。
つまり、歯が好きなように動けるようになったことから放っておくと好き勝手な方向に動きだしてしまうのです。

また、ご自身の日常的な癖、例えば「頬杖をつく」、「足を組む」、スポーツで「野球、卓球、テニス」といったどちらか一方を酷使している。などお身体の使い方のバランスでせっかく並べた歯が楽だと感じる方向へ動き出してしまう可能性が非常に高いです。

そこで、矯正治療が終わったら、綺麗に並べた歯を「保定」するためのマウスピース「保定装置」の作成をお勧めしております。

せっかく並べた歯がその後、綺麗に定着するように昼に動いてしまった歯に対して夜、歯にあなたの正しい位置はここだよ！と教えてあげるための装置です。

えー！矯正が終わったのにまたマウスピースをはめるの？と感じた方もいるかもしれません。

人生２回目、ワイヤー矯正そしてマウスピース矯正を行った私の失敗は、ワイヤー矯正が終わった時にその時の担当医の先生から「保定」するように言われたのに歯に対する知識が薄かったために「面倒くさい。」という理由で保定装置を作りませんでした。

そのせいで、40歳半ばでせっかくワイヤー矯正にて治療を終えた歯が長い年月をかけて、といっても10数年ですが、、、笑。歯並びがぐちゃぐちゃになり成人矯正を再びすることになってしまいました。

ですから、当院で矯正治療を受けていただいた患者さんに声を大にして、お伝えします！
「矯正治療が終わったら必ず保定装置のマウスピースを作ってください！」
保定装置を蔑ろにすると、私みたいにまた、歯並び矯正をしなくちゃいけなくなり、お金もかかりますし、矯正の治療期間もお肌のターンオーバーと同様若い頃より時間がかかりますよ！！！

経験者が語っているので間違いありません。笑

矯正治療期間が終わって、保定装置もめんどくさいな、、、と思う時期が来るかもしれません。プロであるうちのスタッフにも同じように「保定装置そろそろ、まあいいっか」を続けてきたスタッフがいます。その子も後悔先に立たずで人生２回目の成人の歯並び矯正をしています。

あなたの「まあいっか、今日くらい。」そんな気持ちが続くとせっかく直した歯並びも元の乱れた歯並びに戻ってしまいます。

どうか、気を引き締めて、私たちのように人生２回目の成人矯正にならないようアフターケアを忘れず、メンテナンスをおろそかにぜずせっかく得た綺麗な歯並びをキープしていただけたら嬉しいです。