青森市緑にある歯科医院 [ミドリデンタルクリニック]

〒030-0845青森県青森市緑2-13-14

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ホワイトニングで痛みが出たら

If whitening hurts

青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

マスクを外して生活ができそうな気配や、新生活ということもありいつもより需要が多いのが「ホワイトニング」です。

先日、他院さんにてホワイトニングをしたことがある患者さんが、当院に転院していらっしゃいました。以前ホワイトニングを行った際に痛みが出てしまったので、痛み止めだ!と思ったらしく、「ホワイトニング ロキソニン」っと手持ちのお薬を使ったが痛みが治らず大変な思いをされたとのことでした。

ホワイトニングはやりたくて仕方がないけど、「ホワイトニング ロキソニン 効かない」というあの時の痛みの記憶がが忘れられなくて一歩を踏み出せないとおっしゃっていました。

ホワイトニングの痛みは一時的に起きる知覚過敏のようなものです。

ホワイトニングで歯がしみるかどうかは人それぞれです。ホワイトニングをして歯がしみるという人もいれば、しみない人もいらっしゃいます。
このような違いが起こる原因は、歯の構造について知っていただくとご理解いただけるかと思います。

歯は表層から、「エナメル質→象牙質→神経」という構造になっています。

エナメル質には神経が通っていないため、痛みを感じることはありません。
しかし、エナメル質の内側にある象牙質は、神経に近く敏感なため、刺激を受けると痛みを感じてしまいます。
普段、歯がしみたり痛んだりしないのは、エナメル質が象牙質を保護できているためです。

ただし、何らかの理由でエナメル質が傷ついてしまって保護できなくなってしまうと、染みてしまったり、痛みを感じたりしてしまうのです。
ホワイトニングをして薬剤が歯にしみる人は、もともとエナメル質が傷ついていたり、ダメージを受けたりしていることが原因と考えられます。

そのため、頓服薬では痛みを軽減することができません。

我慢するしかないの?と思うかもしれませんが、エナメル質に傷がついてしまっているため、痛みが和らぐまで多少のお時間は我慢していただくこともあるかもしれません。

ただ、ホワイトニングによる痛みが出てしまった場合は高濃度のフッ素が入ったお子さん用の歯磨きジェルにて痛みの軽減をすることが可能です。

ホワイトニングで知覚過敏が起こった場合には、知覚過敏用やフッ素配合の歯磨き粉を使用すると痛みがおさまりやすくなるからです。

知覚過敏用の歯磨きジェルには、刺激を抑える作用のある硝酸カリウムが含まれています。

またフッ素にはエナメル質を強化し、象牙質を保護するはたらきがあります。

当院では、味も美味しくて、気軽にご利用いただける高濃度のフッ素が入ったお子さん用の歯磨きジェルをおすすめしております。

使い方は至ってシンプルで、ホームホワイトニングと同じ要領で、ホワイトニング用に作成いただきました、
「マウスピース矯正装置にフッ素ジェルを入れてマウスピースをはめる。」
それだけです。

おすすめの小児用の高濃度フッ素配合の歯磨きジェルは、「Ciメディカル チャイルドケア」です。

お子さま用の歯磨きジェルなのですが、フッ素濃度は970ppmと日本国内で販売が可能なフッ素入歯磨きジェルの最高濃度の製品です。

大人の虫歯予防にも高濃度のフッ素は有効ですので、お子さんがいらっしゃる場合はお子さんの歯磨き用にお使いいただけます。大人の方であっても、虫歯予防に有効な高濃度のフッ素が配合されているので、ホワイトニングが染みた時ようにという用途が限定されないのもおすすめポイントです。

味はお子さん用の歯磨きジェルのため甘めに作られています。
「いちご」・「アップル」・「パイン」・「グレープ」の4種類をご用意しています。
お子さん方に人気なのは「グレープ」です。私自身も「グレープ」がおいしくて大すきです。

ホワイトニングを行う際、痛みが出てしまうかもという不安がある方は、ぜひ1本ご購入いただきまして、万が一に備えていただければ幸いです。