青森市緑にある歯科医院 [ミドリデンタルクリニック]

〒030-0845青森県青森市緑2-13-14

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セラミック矯正のリスクを理解して治療しましょう

歯並びのきれいな女性

青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

以前、20代女性タレントの方がセラミック矯正にて下の歯6本をセラミックに変えたことをTwitter上で発信したところ、歯科医師の先生から批判を受けたとして話題になっていました。

可愛い女性のセラミック矯正、仕上がりが良くご本人もとても満足されていると発信されていたようです。

セラミック矯正に反対意見が出たのはなぜ?

どんな治療方法にも、歯科医師の先生の間で様々な治療方法について賛否両論がありますよね。

コメントされた先生もタレントさんご自身が納得された治療を選択して満足されていることに関して意見を発信したというよりかは、そのタレントさんの影響力の強さを考え、一般の同年代の患者さんが、健康な歯を削って歯列をきれいに見せるセラミック矯正の方法を選択した場合のリスクについてお話ししたかったのではないかと推察しています。

セラミック矯正のいいところ

セラミック矯正は、「確かに短期間で歯列をきれいに見せる治療がかなう!」という点で大変魅力的で素晴らしい治療方法です。

また、セラミック製の歯は、陶器ですから耐久性も高く、見た目も天然歯以上にきれいに仕上がり、汚れなどがつきにくいため、歯が悪くなってしまった場合の被せ物の歯の治療方法としては口腔内の健康管理に適しているので是非とも選択していただきたい、お勧め治療方法です。

セラミック矯正の欠点

欠点としては、噛み合わせや食いしばりの症状をお持ちの場合は、セラミックが割れてしまう確率が高いということです。

どんなに高級な車でも一生使い続けることは大変難しいですよね。

ただメンテナンス次第で長く快適に使い続けることが叶います。毎日使っている歯も同様です。ましてやセラミック歯は人工的に作られた歯ですのでメンテナンスが重要になってきます。

セラミック矯正のリスクを知ったうえで治療をしよう

ではなぜ今回セラミック矯正を反対する意見が歯科医師の中から出て、ネット上で話題になっているのか?、なぜ一般の患者さんには特別な事情がない限りオススメしないのか?についてお話ししていきたいと思います。

セラミック矯正は確かに短期間で歯列を整えられるので、今回話題になっているタレントさんのようにお仕事上の事情があったとしても下記セラミック矯正のリスクについてをご理解いただいた上で選択いただくことをお勧めしています。

  1. セラミック矯正は健康な歯を削ります。つまりお家で言うところの家を支える大事な柱を見た目を麗しく整えるために削って整えるのと同じことをあなたご自身のお口の中で行います。
  2. 健康な歯を一度削ってしまうと、人工物で形を整えることは可能ですが、怪我をした時傷口は時間が経てば再生紙元にもど理ますが、歯はエナメル質でできており再生しないので元には戻せません。
  3. 健康な歯を削ったことによって、健康だった歯は弱くなります。日常のメンテナンス及びプロのメンテナンスを健康な歯以上に気を使い管理していく必要があります。
  4. 人工物になりますので一生涯持つものではありません。経年劣化による色の変化や、破損などもありますので、やり替えの時期が人それぞれ異なります。

私自身の経験からお若い方のセラミック矯正は特別な事情がない限り賛成とは申し上げられません。なぜなら70代の義母は、若い頃虫歯治療の一環で大半の歯をセラミック治療をしました。本数も多かったため、ほとんどの歯を削って被せるという大掛かりなセラミック矯正を行いました。

治療方法は、お得に被せるため1本ずつセラミック歯にする方法ではなく、6本繋げて作るという方法で治療を受けました。

40代で行ったセラミック矯正、治療はその都度発生してきました。
ただ、年金生活になってから、繋げて作ったセラミックの歯に不具合が生じました。

毎日食事もままならず、口癖が「辛い」になっていく状況が続きました。

義母は身内なので辛い方法と言えども我慢してもらうことにしながら難しい治療方法の選択をしました。

つながったセラミックの6本の歯を半分に分断しました。元々6本でバランスが整う歯として作成しているのでガタガタした状況で食事もままならない生活をしばらく過ごしてもらうことになりました。

半分治療を行い、1本ずつ治療を行って、さらに作り替えの際はそれぞれ個別のセラミックの歯を被せるようにしました。半分が完成したら残り半分も同様に治療していきました。

その間も、食べれない、ストレスをずっと抱えていました。またこの後お話ししていきますが金銭的にも大掛かりなものになりました。

そんな義母の姿を見ていると、患者さんに大きく歯を繋げたり、わざわざ健康な歯を削ってまで短期間で治療が叶うからとセラミック矯正を行うことが果たしていいものか?と思うのです。

歯が病気になって削る治療が必要だった場合のセラミック矯正はおすすめの治療方法です。ですが、「健康な歯を削って行うセラミックの矯正」は、私は患者さんにお勧めはできないと思いました。

義母の辛い姿を見てしまったからです。
40代で行ったセラミック矯正が70代になった時にやりかえとなると、、、
20代で健康な歯を削ってセラミック矯正をおこなった場合は、メンテナンスを定期的に行っても歯茎の状態等が変わることによってやりかえのリスクが3回ともなってしまう可能性があるということを目の当たりにしているからこそ急がず、歯列矯正を行い、健康な歯を守った上で自分の歯を大事にしながら歯列を矯正し見た目の改善にとる組んだ方がいいのではないかと考えます。

そして、セラミック矯正で歯を繋げて作って、料金を抑えて完成した場合のリスクや不具合もお伝えしましょう。

歯はもちろん1本ずつ隙間があります。

繋げて作っても見た目は変わらないので、細かい点かもしれませんが空気の出入りが変わります。

これは本当に説明しずらいのですが、話をする時、食事をする時なんとも言えない違和感があります(笑)

私が歌手やアナウンサー、歌を歌うのが趣味だったら、「あー失敗、やばい」と即時に思ったことでしょう。

なぜそんなに詳細に話せるかというと、私も一度2本繋げたセラミックの歯を入れてみた経験があり違和感がとてもあったからです。

慣れるまでどれくらいかかったか?もう、正直慣れる前に落ち着かなかったです。

結局耐えられず。。。1本ずつのセラミックの歯にやり替えを選択しました。

発信力のあるタレントさんやYouTuberさんがやったからと言って患者さんご自身に合う治療方法であるとは限りません。

きちんと将来を見据え、今の満足を最短で優先する利点と欠点を考えてから治療を開始してください。

当院では、さまざまな治療方法についてご相談を受けておりますのでどうぞお気軽にお問合せいただけましたら幸いです。