青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

こんにちは。ついに雪が降り始め、あぁ。。。ついにやってきたなぁ笑

寒くなり毎朝の雪かきが億劫なこの季節です。

先日、お金は最終的に国がなんとかしてくれるけど、健康と交友関係だけは自分で管理するしかないという記事を目にしました。

確かに！

お金に関しては、補助金など国からの補助や支援がが期待できます。

ただ、健康は自分で管理し守るし方法はなく、交友関係も自分自身で構築するしかないですよね。

健康を守ると言った点で、「歯周病が全身に及ぼす影響と歯並び」にも触れていました。

歯周病とは

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症疾患です。歯の周りの歯茎や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。

幸い日本は健康保険制度が充実しているのでついつい自分の健康へのありがたみや、病院へ通えることが当たり前になりがちです。

歯周病の原因になるのは、歯垢と呼ばれる細菌です。歯垢は歯磨きが不十分な部分に付着する黄白色の粘着物です。この歯垢はプロのメンテナンスを受けて治療を行っていけば予防が可能ですが、何もしないまま放置すると時間と共に量が増え、酸素が少ない状態になることで歯垢の中で酸素を嫌う嫌気性菌が多くなります。

嫌気性菌が死肉に攻撃を仕掛け体内に侵入しようとし、身体は菌をやっつけて侵入を抑えようとします。これが歯周病の始まりです。

歯周病になると歯茎から出血したり、歯がぐらつくなどの症状が出て、最終的には歯が抜け落ち、歯茎も痩せてしまう。つまり毎日のお食事が「普通」に叶わなくなる病です。

また全身疾患の入口は歯の病と言われており、脳梗塞や心疾患などあなた自身とあなたの大切な人の幸せを守ることが叶わなくなってしまう怖い病気です。

歯周病は別名「サイレントキラー」と言われているため、歯周病の症状に気がつく頃には、重症化していることが多いのも特徴です。

何もないからこそ、歯科医院で定期的に検診を受けて、ご自身の歯で食事を続けて楽しく生活できる、ここぞっていう瞬間に踏ん張りのきく身体を作ることが重要です。

歯周病と歯並びの関係

そして歯周病を予防するためには歯並びも重要です。

歯並びが悪いからといってなんの不自由があるのか？と、時に患者さんから聞かれることがあります。

歯並びが悪いとデコボコしている部分の歯磨きが難しいので一生懸命歯を磨いていても汚れが取りきれないことが多いのです。歯並びが悪いことで歯と歯の間に取り残した汚れの中の細菌が虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。

また、噛み合わせが悪いと唇を閉じることが難しくいつも口が開いてしまい口呼吸をしている人も多く見受けられます。

口呼吸はお口からさまざまな感染症を直接体内に取り込んでしまうため「感染症」にかかりやすくなるため危険です。

そしてもちろん歯がガタガタの人と綺麗に並んでいる人とでは見た目が異なります。

見た目が異なると、歯を出して笑うことを避けたり、不自然な笑い方を覚えて劣等感を持ったり、引きこもりがちになることもあります。

歯並び矯正を行なうと口元や顔の外見を美しくすることができるので対人技能能力が高くなります。自己評価が安定し適応度が高くなることで自己評価が高くなり社会的適応度も高くなるのです。

特に日本以外の国々では歯並びの良し悪しによって好感、嫌悪感を持たれるので歯並びを綺麗に整えておくことは必須と考えられています。

海外の方々のお口元に注目してみてください。
日本では八重歯は可愛いとの印象を持っている方が多く、わざわざ付八重歯をつける人もいます。ですが海外で八重歯は「ドラキュラ」や「魔女」など悪いものを連想しマイナスの印象が強いので八重歯は治療するものと考える人が多く、幼い頃から歯を並びきれるように小児矯正を行い、成人になる頃に微調整を行う成人の歯列矯正を行うことが当たり前という意識が根付いています。

歯並びが悪いことにマイナスなイメージがついている海外では歯にお金をかけることが一種のステータスになっているため幼い頃から矯正をする習慣がついています。

歯並びを良くするのは見た目（審美）的な面でなく、自分自身の健康上もそして人間関係の構築といった点でも重要になっていることがお分かりいただけると思います。

健康と人間関係の構築は自分でしか得られません。そしてそれらを得て幸せを得るために最も重要なのはご自身の口腔内の管理と言っても過言ではないということです。

あなた自身のために口腔ケアと歯並びについて今一度意識していただけたら幸いです。