青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

一昔前は虫歯になると銀を詰める、もしくは被せる銀歯が主流でした。
しかし、近年では虫歯治療の時に銀歯を詰めることは見た目も良くないので、被せ物として本物の歯と変わらない見た目の歯を作ることが叶う「セラミック」を選ぶ患者さんが増えています。また、見た目の美しさの向上を求めて虫歯治療のみならずホワイトニングや矯正治療の一環としてセラミック治療を選択される方が少なくありません。

「セラミック治療」と大きな括りで行っても実際は様々な治療の種類と特徴があります。

セラミック治療は、歯が欠けた場合や亀裂が入った歯などの詰め物・被せ物で、見た目が美しく丈夫な被せ物を作る治療方法です。

セラミックには透明感があり、白い色の調整がしやすい特徴があり、上下の前歯中央から数えて４番目もしくは５番目までは口を開けた時に目立つ部分なのでセラミックを用いた治療方法の選択がお勧めです。

保険診療で白い詰め物を使う際に「コンポジットレジン」というプラスチックを用いる方法がありますが、コンポジットレジンは吸水性が良い性質を持っており、着色や変色がしやすいため、時間の経過と共に劣化しやすいのが特徴です。

そのため、再治療、歯の寿命のリスクを回避するためにも着色や変色が起こりにくい「セラミック」はおすすめの治療です。

稀に、セラミック治療をホワイトニングと勘違いしている患者さんがいらっしゃいます。
お話を伺ってみると、治療をこなう際に「白い歯」を作ることができることを、ネットの画像検索にて「白い歯」を見たことによってホワイトニング＝セラミックと思い違いをしてしまっているようです。

セラミック治療で歯の白色を選ぶことができますが、ご自身の本物の歯と大きく違う白い歯を選ぶと作り物感が否めませんので、セラミック治療を行う場合には、ご自身の歯の一番白いところまでホワイトニングを行った後、セラミック矯正をおっこなうことがお勧めdす。

ホワイトニングとは歯を削らずに薬剤の漂白効果で、ご自身の歯自体の色素を分解することで白くしていく審美目的の治療方法です。
そのため歯の形や歯の軸、歯の大きさを変えることはできません。ただ歯を削ることがないため歯にかかるリスクが少なく気軽な方法だと言えます。

ただ、ご自身の歯の一番白いところを目指して漂白していく方法なので、コーヒー・紅茶・・お茶・ワイン、カレーや、ナポリタンなどの飲食で着色するため、定期的にメンテナンスを行なっていただくことが必須となります。

ホワイトニングに対して、セラミックによる白い歯の作成は白い陶材などを原料とした人口の補綴物を被せる治療方法です。変色しないので長く白いままの歯をキープすることが叶います。

歯並びや歯の形などコンプレックスと感じている歯の形の修正が叶うのも魅力の一つです。

セラミックの治療方法の一つにラミネートベニアという治療法補があります。簡単にどんなものか説明すると、付け爪のような形状のもので、歯の表面を軽く削って貼り付けます。

爪と違って歯は一度削ると生え変わったりしませんので歯を削る治療を選択する際はご自身の歯に起こるリスクとして記憶にとどめていただければと思います。

「歯を白くしたい」という目的で「セラミック治療」を検討されている患者さんにおかれましては、ご自身の歯の「クリーニング」による着色汚れを落とす治療、漂白を行う「オフイスホワイトニング」や、「ホームホワイトニング」について一度ご相談いただくことをお勧めいたします。

当院では実際にご自身向きの治療は何か？治療法が本当に適しているのかどうか？特徴や違いを後悔のないよう選択いただけるようサポートしてまいりますので歯の治療に関する疑問や不安をお話しいただければと存じます。