青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

「新しい彼氏の口が臭すぎて無理。
なんか、ホント近づかないでって感じなの（笑）」

メンテナンス患者さんからそんなお話を伺いました。

メンテナンスを定期的に受けている患者さんの心配事は、「口の臭い＝何らかの病気を持っている」。つまり自分に感染するんじゃないか…との心配事をお持ちでした。

お口の臭いには種類があって、大きく分けると生理的口臭と病的口臭です。
生理的口臭は人間の生活による臭いなので口臭がしないように予防をすればいいのですが、病的口臭は治療が必要です。

どちらが原因か？を確認するために歯周病の顕微鏡検査、唾液検査やD N A検査を行うことがおすすめです。

唾液検査って別にいらないでしょ、大袈裟な…と思った方もいらっしゃることでしょう。

しかし、体調が悪くなったら病院に行って血液検査をこばむことってないと思います。

お口の中の状況が悪いと歯周病を発症し、全身疾患「心筋梗塞・脳梗塞」などなど怖い病気にかかってしまいます。

歯周病は別名「サイレントキラー　静かな殺人鬼」と言われるほど怖い病気なのです。
気づかないうちにご自身の身体に忍び寄ってきて、しかも感染します。

自分自身だけでなく身近の大切な誰かを巻き込んでしまう恐ろしい病気なのです。

ですから、きちんと検査を受けて、日常生活によって発生している口臭なのか、病的な口臭なのか？確認をすることが重要です。

生理的口臭であると診断が出れば、歯周病にならないように予防効果の高い歯磨き剤などを利用して、正しいタイミングでブラッシングや、洗口液によるうがいを行得ことで口臭を予防しながら歯周病の予防も叶います。
ただし、病的な口臭であると診断が出た場合には治療が必要になります。特に特定のパートナーがいらっしゃる場合はその方の治療も同時に行う必要があります。

タバコを吸う方でコーヒーが大好き！という方は日常的に口臭がしているのでいつも口臭がしていて当たり前になりすぎて口臭に気づきにくいですし、周りから口臭がするなと思われていても指摘を受けにくい環境にあります。

タバコ・コーヒー好きな方は誰に言われなくても一度口腔内の検査を受けにいらしてください。タバコをやめてくださいとかコーヒーはダメです。なんて意地悪は申し上げません。

歯周病になって大切な誰かに感染させてしまうリスクを下げるたにどうしたら口腔内のケンコを維持できて周りから疎まれないか？のアドバイスを申し上げます。

口の臭いは病気のサインです。

大切な誰かの口臭がするときは当院へ歯科検診にいらしてください。