青森市緑にある歯科医院 [ミドリデンタルクリニック]

〒030-0845青森県青森市緑2-13-14

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歯石の原因と身体に与える影響

歯科衛生士・歯医者 歯ブラシ

青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

こんにちは。
師走の忙しい時期皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日は、歯石の原因とお身体に与える影響についてお話ししたいと思います。

歯石と歯垢の違い

まずは、「歯石」の原因である「歯垢」について患者さんは同じものと勘違いされている方もいらっしゃいますが、別のものです。

「歯垢」は歯の表面を指で触ったときにネバネバしたものがつくと思います。そのネバネバが歯垢です。

食後おおよそ4〜8時間で思考は作られます。思考は細菌の塊で、なんと!!!
1gあたりの細菌は1,000億個といわれています。

このネバネバを放っておくと菌の作った酸が歯の表面のエナメル質を溶かしていくので虫歯ができてしまうのです。

「歯石」とは、歯垢が硬くなったもののことで、乳黄白色の塊。歯磨きで残した歯垢は約2日ほどで歯石へと変わっていきます。

歯磨きがしずらい「歯と歯ぐきの境目」「歯と歯の間」にできやすく、歯石はその名の通り石野ように硬いため、一旦はについてしまうと歯ブラシで取ることはできず、歯科医院で取り除いてもらう必要が発生します。

歯石を防ぐにはどうしたらいいの?

「歯石」を発生させないためには、いかに「歯垢」の状態で除去できるか?ということが大事だといえます。

「歯垢」をいかに発生しにくくさせ、効率よく除去するためには唾液の質を良質にしておくことが大事なポイントになります。

「唾液」は食べ物を食べやすくするだけでなく、口を通して外部から入ってくる細菌などから体を守る役割を担っています。

「唾液」に含まれる酵素が、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃の中で消化されやすい状態にします。

口の中の食べかすを洗い流し、口の中をきれいにして虫歯や歯周病、口臭を防ぎます。

お口の中には、鼻や耳のようにフィルターの役割を果たす「毛」が無いので唾液の質が良質でないとお口から入ってきた菌はご自身の体内へ直接取り込まれてしまうのです。

コロナが蔓延したせいで、歯周病や虫歯が口腔内にあると糖尿病や脳梗塞といった病気の黒幕となって全身疾患になるということが一気に世界中に理解されることとなりました。
お口の衛生管理こそ病気になりにくい身体作りには重要であるとの観点から国は「国民皆歯科検診」を提言し、高齢化社会の医療費削減のために動き始めたのです。

お身体を守るため、

  1. 歯磨きのタイミング
  2. 歯磨きの際にお使いになる歯ブラシ
  3. 歯間ブラシやフロス
  4. 歯磨き粉
  5. デンタルリンス

は、お身体に優しく効果的なものを選択する必要があります。

ホルモンバランスなどの変化やお悩みによってお使い頂きたいものが変わってまいります。

ですが、①〜⑤は毎日のデンタルケアに欠かせないものです。

「歯石」が発生していると、お口の中に「う◯ち」が入った状態より汚い状況になってしまっています。

まずは歯科医院で歯石とりをしましょう。

そして一度「歯石除去」を行ったら、1年に3〜4回歯科医院に通い、定期的に歯石とりを行うことで健康でおいしく食事が続けられる身体づくりを維持しましょう。