青森市緑にある歯科医院 [ミドリデンタルクリニック]

〒030-0845青森県青森市緑2-13-14

診療時間8:30~12:30/13:30~17:30(木 8:30~12:30 土 8:30~13:30)*休診日:日曜・祝日 tel. 017-777-3232

インプラント治療で人生が変わる!感動体験談

woman dentist take implant tooth and touch tooth on the blue background

青森市の歯医者「ミドリデンタルクリニック」工藤瑞恵です。

インプラントの治療を終えた患者さんのお話をご紹介したいと思います。

その患者さんはAさん、当時は60代後半の女性です。
これまで他院にて作った入れ歯を使っていましたが、家族の勧めもあって当院に転院していらっしゃった患者さんです。

Aさんとのカウンセリングでお聞きしたお話は、
入れ歯が合わず食事がままならないこと、そして歯があった時には普通に食べていた「お煎餅」や「お漬物」という日常食卓に並ぶ一般的なご飯のお供と、特に意識せずにに食べているおやつが食べれないことへのストレスでした。

「先生、私ね、お漬物がどうしても食べたくてね、ミキサーにかけて細かくしてお茶と一緒に飲んでるの。」

「それからね、お煎餅も大好きでね、ビニール袋に入れて粉にしてね、これもねお茶と一緒に飲んでるの。」

「変よね。笑」

「でも、毎日何も気にせずに食べていたものが食べられなくなるほど悲しいことはないのよ。若い人たちに教えたいわ。」

「だからね、孫たちには歯を大事にするんだよって、毎日言って聞かせてるの。」

話を聞いていた私たちスタッフも思わず目頭が熱くなる悲痛のお話でした。

ご家族がそんなAさんをみかねて、当院でのインプラント治療ができないものかと転院されてきたのです。

幸い顎の骨がインプラント治療が行えるくらいにあったのでインプラントの治療計画をたて治療に取り掛かりました。

本数も多かったため、大掛かりな治療になり、期間もかかりました。

治療代金もお子さん方がお母様へのプレゼントとしてお支払いいただきました。

全ての治療が終わって綺麗にインプラントの歯が整った時、

「先生、綺麗ね。私このは大事に使うわ。」
「そして早速、今日はお漬物とお煎餅食べるの。」

と言って、嬉しそうに帰宅されました。

その後もずっと定期検診に通い、インプラント治療の術後ケアも怠らずに頑張ってくれていました。

施設からヘルパーの方と一緒に来院されるようになりました。

そのAさんが先日突然亡くなられました。

ご家族の方から、
「先生に診てもらって、最後までお漬物もお煎餅も食べれて母は幸せでした。天国でも食べたいものが自由に食べられるようにインプラントは骨壷に納めました。」
と、お話しいただきました。

Aさんと突然お別れすることになるとは思っていなかったのでショックで悲しい出来事でした。

最後まAさんのご冥福をお祈りいたします。

そしてAさんが「食べたい」と願った食事が叶えられたとのお話は、私たちにとってとても感動的なお話を聞かせていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

もし、入れ歯で噛めないなど、お悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、顎の骨の状況が悪くなる前にご相談いただけましたら幸いです。